ASCII倶楽部では2017年におよそ1000本の記事を公開しました。その中から、会員のみなさまから好評だった記事、編集部としてもう一度読んで欲しい記事をセレクトし、2017年12月29日から2018年1月5日にかけて、毎日2本ずつ再掲載します!
Xperiaシリーズを積極的に展開するソニーモバイル。しかし、2000年代初頭は、同社の端末事業はインフラメーカーでもあるエリクソンとの合弁事業でした。
いまのXperiaが生まれたのは、そんな2社の協業の成果でもあったのです。前編はソニー・エリクソンがSymbian UIQを主軸とした数々のスマホを出していたころをおさらい。引き続き、ソニー完全子会社となる前の、ソニー・エリクソン時代を振り返ってみましょう。
スマートフォンOSを大胆に変更、Androidへ移行
2008年2月、ソニー・エリクソンは新しいスマートフォン「Xperia X1」を発表します。OSはWindows Mobileで、縦型でタッチディスプレーを搭載しながら、横にスライドすると長手方向にQWERYキーボードが現れるスタイリッシュなデザインでした。
UIは独自のモノを実装することで、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、ビジネス用途だけではなくエンターテイメントにも使える端末になっていました。このX1の投入はソニー・エリクソンがSymbian UIQとの決別を図る意味合いも持っていました。
翌2009年にはOS戦略をさらに拡大。これはiPhoneに対抗するため、どのOSを採用すべきか絞り切れなかったからかもしれません。Androidは出てきたばかりで右も左もわからぬ状況でしたが、将来性を感じることができるOSだったでしょう。Android OSを搭載したスマートフォンとして「Xperia X10」を11月に発表します。
この連載の記事
- 第15回 niconicoはかつて撤退した動画サービスと同じ末路を辿っている
- 第14回 IT業界人が量販店で「嫌な客」になってしまうワケ
- 第13回 グーグル最新スマホ「Pixel 2」はなぜ日本で発売されないのか?
- 第12回 カメラ最強のスマホがわかった! iPhone vs Xperia vs Mate 9
- 第11回 「Xperia XZ1」「Galaxy Note8」 高性能Androidスマホどっちが買い?
- 第10回 「Core i9」「Core i7」の性能はどれだけ違うの? 各CPUおすすめパーツレシピも大公開
- 第9回 スマートウォッチがさらに便利に! 何が変わったAndroid Wear 2.0
- 第8回 完全AMD環境「Ryzen 7+Vega」では「Core i7」にゲーム性能で勝てるか検証
- 第7回 フルサイズ一眼頂上対決! 「α9」 vs「EOS 1D X MkII」vs「Nikon D5」
- この連載の一覧へ