倶楽部のAV特集 第24回
この秋に買いたいデジカメ新機種の大本命!
キヤノン ミラーレス一眼「EOS M100」5万円台なのに誰でも簡単キレイに撮影可能 (1/3)
2017年10月20日 17時00分更新
そろそろ紅葉の季節であり、デジタルカメラの買い替えなどを検討してもいいシーズンだ。
この秋はミラーレス一眼カメラで新モデルがいくつか登場しているが、その中でおすすめなのが、キヤノンの「EOS M100」である。ボディーのみの実売価格は5万7000円前後と比較的買いやすい機種だ。「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」と「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」が付属するダブルズームキットでも10万を切る価格で購入できる。
キヤノンのミラーレス一眼ラインアップを振り返る
キヤノンがミラーレス一眼をはじめて投入したのは2012年。「EOS M」という機種で、デジタル一眼レフを含めた同社レンズ交換式カメラの中でエントリーという位置づけだった。
その後、2013年に「EOS M2」、2015年に「EOS M3」をリリース。そこまではあくまで全体のおけるエントリー機という位置づけだったが、EOS M3の下位モデルにあたる「EOS M10」を発表したあたりでラインアップの幅が生まれはじめる。
そして、2016年、現在のミラーレス機最上位機種である「EOS M5」が登場。同社レンズ交換式カメラの中でもミドルクラスの位置づけで、ラインアップの幅が広がっている。
エントリー機ではあるが機能的にはミドルクラス
今回紹介するEOS M100は、エントリーモデルのEOS M10の後継機となる。自撮りがしやすい回転式の背面モニターに個性的なフェイスジャケットが9種類も用意されるなど、ファッションアイテム感覚で使えるライト層向けのデジカメになっている。
そう言うとスペックが低い感じに聞こえるが、まったくそうではないところが今回本機をピックアップした理由だ。
撮像素子は約2420万画素で、高速なAFが特徴的な「デュアルピクセルCMOS AF」に対応。すでに発売されている上位モデルのEOS M5やEOS M6、また同じキヤノンのデジタル一眼レフのハイアマチュアモデル「EOS 80D」やエントリーモデルの「EOS 9000D」「EOS Kiss X9i」ともスペック的には同等のセンサーだと思われる。
この中ではEOS 80Dが2016年3月発売なので、ちょっと古めなセンサーな印象はあるが、絵作りの基本になる画像処理エンジンがEOS 80Dでは「DIGIC 6」だったが、EOS M100では最新の「DIGIC 7」へと進化している。
つまり、ミドルレンジモデルで採用されて実績のあるセンサーが最新の画像処理エンジンでよりブラッシュアップされ、画質だけでなく処理能力的にも上回っていると考えていい。
記事掲載当初、M100とM3が同じバッテリーとの記述がありましたが、誤りです。お詫びして訂正いたします(2017年10月23日)
なお、スペック的に見ると、ミドルレンジとなるEOS 80DやEOS 9000Dは今なお現役機で評価も高い機種なので、EOS M100はミラーレス機のエントリーといえども、中身は一眼レフのミドルレンジ以上の実力を備えていると言っていい。
特に、AFや撮影機能、通信機能などは従来機から大幅に向上しており、上位機種並みとなっている。次ページ以降(アスキー倶楽部会員向け)では、これらについて詳しく解説しつつ、画質などもチェックしていく。
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