かつて、アスキー(現KADOKAWA)のゲーム誌「ログイン」や「週刊ファミ通」などで忍者編集者としておなじみだった、現フリーライターの忍者増田が、1980~1990年代のPCゲームや編集者時代の思い出を振り返り、紹介していくというコーナー。ASCII.jp、ASCII倶楽部の読者なら、なつかしい話題が満載のこと間違いなしなのだ!
アドベンチャーゲームやRPGで行き詰まっても、いまやインターネットで検索すればアッというまに解法がわかってしまう時代でござる。でも、拙者がパソコン少年だった'80年代は、現在のようなインターネットもなく、パソコンゲームに関していえば攻略本なんていうものも少なかった。パソコン雑誌にたまに記された少ない攻略情報を頼りにゲームを進めていったものです。
そして、それでもゲームが解けないとき、拙者はどうしたか……? 『ザ・ブラックオニキス』(1984年発売)の回でも少し書きましたが、なんとメーカーさんに電話して直接解法を聞いたりしていたのです! いやあ、なんという恥知らずでハタ迷惑な反則技でしょうか。みなさんは絶対にマネしないでください。当時はそれが許されていたノンビリした時代だったのです。……いや、決して許されていたわけではないですけどね。
この連載の記事
- 第12回 忍者増田の初担当は、ユーザーとの距離が近いマイクロキャビン
- 第11回 忍者増田、1989年「ログイン」に参加する
- 第10回 “瞬間画面表示”で当時の常識を覆したPCゲーム『ミコとアケミのジャングルアドベンチャー』
- 第9回 エディット機能に夢中になったPCアクションゲーム『ロードランナー』
- 第7回 カセットテープ3本の大ボリューム!FM-7で遊んだ『惑星メフィウス』
- 第6回 PCパズルゲームの大名作『倉庫番』 11面で行き詰まったあの思い出
- 第5回 PCユーザーなら『ザ・ブラックオニキス』でRPG初体験が多いハズ!
- 第4回 伝説のレトロPCゲーム『タイムシークレット』を覚えているか?
- 第3回 忍者増田、初めて買ったPCのオマケで“気まずくなる”ゲームをもらう
- この連載の一覧へ