4.3GHzという巨大な壁に打ちのめされる!
どうもどうも、Broadwell-E環境にすんなり移行したものの、プレイしているのはムチムチアンドロイド(?)を動かすパズルゲーム「Haydee」をやっているカクッチです。Steamで安い上に、軽量なゲームなのでおすすめですよ。
今回は自宅マシンのCore i7-6850Kの常用オーバークロックを詰めていきたいと思います。週アス電子版に先出しするために触ったときには、いや~手ごわい感触しか残らず、これはCPU耐性の問題もありますし、マザーボードの機種が違えばまた違った話なんですが、僕の精一杯のご報告をしていきたいなと(疲弊)。
ジサトラ完全版:今週の研究員
ジサトラ カクッチ
GeForce GTX 1080 SLI環境でPCゲームをするジサトラのボス。ムチムチアンドロイド(?)を動かすパズルゲーム「Haydee」にドハマり中。もっと重いタイトルやればいいのに。
使用マザーはASRockのX99搭載『Fatal1ty X99 Professional Gaming i7』。OC設定ももちろん豊富なやつです。OC設定豊富な割に、EZ OCで4.2GHzを選んでもOCCTのストレステストでは歯が立たず、4GHzでも何もしないとブルースクリーン。僕の6850Kの耐性は決してよくないというのがわかっています。
4GHz以上の動作はとうぜんVCore(CPU電圧)の昇圧ナシには一向に進まずの展開になってきたので、まずはガツッと1.166V→1.4V台までかけて様子をさぐるところから入りました。4.4GHzでWindows 10を立ち上げようと思ったら以下のようなところまでになりました。
まず、いかにクーラーマスター『MasterAir Maker 8』が空冷で驚異的な冷却力を誇るといってもですね、実質1.4V以上の設定でフルコアロードですとCPU温度85度以上に達してしまうので、ベンチマークスコア狙いではいけますが、たとえばエンコードやマイニングなどの常用にはほど遠いことになります。本格水冷や極冷の世界でないとこの電圧を常に、とはいきません。
また結局のところ4.3GHzならOCCTが少しは動作するところにきましたが、結果、1.45V以上をかけないとまったく安定せず、4.2GHz動作と4.3GHz動作の間には非常に高い壁があることに気付かされました。おそらくよっぽどのアタリCPUでない限り、空冷(簡易水冷含む)では現実的ではないラインのようです。
4.2GHzで常用可能なレベルに着地!
紆余曲折しながらも設定のコツなどUEFIにはけっこうあるのですが、まずは結論から。どうやら4.2GHzでの常用は可能のようです。これもCPUクーラーの性能と季節に左右されるところではあります。室温25度での計測ですんで、真夏はCPU温度が90度を超えるかもしれない、といった心配はありますが、秋口にはまずまずOKの結果です。OCCTテストで10時間以上の動作をパスしました。
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