生まれて初めてゲームを遊んだときのような感覚
おっさんがPlayStation VR「サマーレッスン」プレイ時に注意するべきこと4つ
2016年10月14日 19時00分更新
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どうも。ゲーム担当の人 ちゅーやんです。ASCII倶楽部用の記事を書くのは超久々です。
昨日13日、私は朝9時30分過ぎに秋葉原にいました。本当は“9時”に秋葉原にいる予定だったんですが、坂道の上から紙袋に入ったみかんを転げ落としてしまったおばあさんや、横断歩道を渡ろうとしているおばあさん、階段を登ろうとしているおばあさんたちを助けていたら遅くなりました。平たく言えば単純に寝坊しました。
お目当てはこれ。
ではなくて、中身のこっち。
そうです、10月13日より発売開始となったソニー・インタラクティブエンタテインメント「PlayStation 4」用VRシステム「PlayStation VR」。私は6月18日のPlayStation VR予約開始日に予約できたので、発売日には並ぶことなく購入(引き換え)できました。やったぜ。
早速開封し、編集部でPlayStation VRをプレーしました。
「配線多すぎワロタ」現象に陥りましたけど、セットアップは超簡単。クイックスタートガイド(取扱説明書)に書いてある進行表どおりにケーブルを挿していくだけ。VR用のケーブルには番号が振ってあるので、間違うこともないはず。
編集部の大きいテレビでセットアップし、いざいざPlayStation VRをプレー。遊ぶタイトルはもちろん「サマーレッスン」。
アスキー編集部にはさまざまな“おっさん”が生息しています。そんなおっさんたちに「サマーレッスンって実際そこまで話題になるタイトルなの?」などと、ある意味批判的なコメントを私が受けていましたが、百聞は一見にしかず。実際にプレーすると反応がかわります。
「サマーレッスンは間違いなく神ゲー」
「プレーする前と後で幸福感が違う」
「編集という仕事をやめて家庭教師になりたい」
「これから毎日肩にゴミをつける」
「いい匂いがしてきた……(妄想)」
「露店でSWIFTのTシャツ買う」
「本社の人(電話の相手)にレッスンしたい」 などの感想になりました。
そんなPlayStation VRでイチャラブ(?)できるサマーレッスンですが、おっさんたちのプレーを見ていて「あ、これは気をつけよう」と思ったのでそのポイントを書いていきます。あくまでも私個人の主観(と妄想)なのでその辺はご了承を。
1、気持ち悪いくらいにニヤつく
PlayStation VRだけでなく、ヘッドマウントディスプレーに共通していることですが、口元だけはオープン状態。もうわかりますよね? そう、サマーレッスンのように超絶かわいい女の子のVRだと自然とニヤけるんです。
編集長の面目を保つために追記しますが、サマーレッスンに関しては女性でさえもニヤつきます。
2、家族(同居人)への対応
プレーするときは家にほかに誰もいないという環境ほど安心できることはありません。既にTwitterで報告がいくつかあがっているようですが、サマーレッスンをプレー最中の姿を家族に見られる……という事件が発生しているようです。
「1、気持ち悪いくらいにニヤつく」の関連パターンで、家族への対応方法は事前に練っておく必要があります。思いついた例を挙げますので参考にしましょう。
「ただの育成ゲームだから!」
「家庭教師になってなにが悪い」
「こっちは脱がないから!」
すいません、冗談です。家族に何か言われたらPlayStation VRで遊んでもらう、これがベストな解答です。先にも使った言葉ですが、百聞は一見にしかず。VRはまさにそうです。「これが最新のゲームだ!」と言い張れば、ゲームに疎い人でも「よくわかんないけどすごいんだね」と言ってくれるはず。VR酔いにはご注意を。
3、虚無感/喪失感/絶望感
サマーレッスンのような“夢の世界”に没入できるタイトルは全てにおいて危険です。なぜなら、ヘッドマウントディスプレーを外したときにふと感じる虚無・喪失・絶望の3連コンボを受けるからです。
なにも失ってなどいないのに、なぜか大事なモノ/かけがえのないモノを失くしてしまったかのような感情を抱かされます。もう、ヘッドマウントディスプレーを外すことへの恐怖と言ったほうが良いのかもしれません。目の前にひかりちゃんというかわいい女子高生がいたのにも関わらず、ヘッドマウントディスプレーを外すと散らかった臭い部屋だったときのあの何とも言えない感情。これ、私のことです。
解決策はいくつかあります。ひとつは部屋を片付けて、女子高生のニオイを充満させること。文章にすると超絶気持ち悪いですが、これくらい徹底することも私は検討中です。趣味ではないですけど、ピンク色の家具を買おうかと思っています。
次にプレー中を現実世界だと強引に認識すること。難易度こそ高いですが、宮本ひかりちゃんという存在を現実のモノだと認識し、ヘッドマウントディスプレーを外しているときは「人生」という名のRPGをプレーしていると思えば大丈夫です。責任は一切取りません。
最後に3つ目として諦める/受け入れること。多くの人が自然とできていることなのかもしれませんが、人によってはもっとも難易度が高いことです。受け入れる、それは心を強くもつこと。がんばろう。私もがんばるから。
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