VR用途に期待なRX480を購入!
6月29日、秋葉原ではAMDの最新GPU「RADEON RX480」を搭載したビデオカードの深夜販売が行なわれた。販売されたのはギガバイト、MSI、PowerColor、SAPPHIRE、玄人志向の6メーカーのリファレンスモデル。価格は玄人志向が税抜き2万9980円と最も安価で、数値上のスペックは各社変わらないため、人気を博していた。
RX480は画面出力がHDMI(2.0b)とDisplayPort(1.4)×3を備え、RADEON R9 Nanoなどでは対応しない4K、60Hz以上の映像が楽しめる。また、TDPが120WとR9シリーズよりも低い点も魅力のひとつ。
さて、そんなRX480であるが、AMDはVRに最適な製品と謳っている。VRの推奨環境というと、NVIDIAの製品であればGTX970以上となっている。GTX970はGTX1070の登場により、これからさらに値下がると予想されるが、現状はまだ3万円台後半と、RX480よりもやや高いものもある。既報で消費電力が低く、GTX970よりもややベンチのスコアーが高く、ワットパフォーマンスに優れるという結果が示されている。旧製品からの進化ポイントや消費電力の違いなどは、既報の記事を参考にして欲しい。
一方、先週末に対応ドライバーが提示されるまで、PCI-Eバスからの電力供給が公称の150Wよりも過剰であると指摘されていた。AMDはこの問題について、一般的な使い方であればほかのPCパーツに影響は出ないとアナウンスしながらも、即時対応ドライバーを用意した。これでPCパーツへの過負荷はひとまず安心なのであるが、気になるのは性能の方。実際に、どういった影響があるのか試してみた。
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