金山総合駅の大規模デジタルサイネージ向け「広告空間シミュレーションツール」を開発
株式会社NeoRealX
XR・デジタルツイン技術により、広告空間をさまざまな視点から事前に確認

株式会社NeoRealX(本社:東京都港区、代表取締役:安藤聖泰、以下「NeoRealX」)は、公益財団法人名古屋まちづくり公社が運営管理する金山総合駅連絡通路橋において新設された大規模デジタルサイネージを対象に、広告クリエイティブの企画・制作を支援する「広告空間シミュレーションツール」を開発し、提供しました。
本ツールでは、駅構内をバーチャル空間上に再現し、広告クリエイティブを各デジタルサイネージに表示した状態を事前に確認できます。
従来のように広告を一つひとつの「面」として確認するだけでなく、複数のサイネージと駅利用者の動線を含む「空間」全体として捉え、広告表現を検討できる環境を提供します。
開発の背景
金山総合駅は、JR東海、名古屋鉄道、名古屋市営地下鉄の各路線が乗り入れる、中部圏有数の交通結節点です。
金山総合駅連絡通路橋には、天井面に設置された全長約67メートルの透過型LEDビジョンと、180インチ相当の大型吊下げLEDビジョン12面で構成される「スカイメディア金山」、75インチ液晶ディスプレイ14面で構成される「J・ADビジョンCentral金山総合駅」などが新設され、株式会社JR東海エージェンシー(東京都港区)が9月1日より広告運用を開始します。
これらは単独の画面だけで完結するものではなく、天井面や通路上部、主要な動線上に配置された複数の媒体を組み合わせ、通路空間全体を広告・情報発信の場として活用する新しいメディアです。
一方で、このような空間型の広告では、平面上のデザインデータだけでは、実際の空間における見え方や、複数の媒体を組み合わせた演出を具体的にイメージすることが難しいという課題があります。
そこでNeoRealXは、JR東海エージェンシーが抱える課題を踏まえ、広告主・広告会社・クリエイターが、完成後の広告表現を空間全体で確認しながら企画・制作できるシミュレーションツールを開発しました。
XRにおける空間設計では、コンテンツそのものだけでなく、体験する人の位置や視線、移動、周囲の空間との関係を一体として捉えることが重要です。今回のような複数のデジタルサイネージで構成される広告空間も、各画面に表示する映像だけではなく、駅利用者がどの位置から、どのような順序で目にするかによって、広告の見え方や受ける印象が変わります。
NeoRealXは、XRコンテンツの開発で培ってきた3D空間の構築と体験設計の知見を生かし、広告データの表示確認にとどまらず、実際の駅利用者に広告がどのように見え、体験されるかを事前に検証できる環境を構築しました。
本ツールの特長
1.さまざまな位置から広告の見え方を確認
改札口や連絡通路を歩く駅利用者の視点、待ち合わせをする人の視点など、駅構内のさまざまな位置から広告クリエイティブの見え方を確認できます。
多方向から利用者が行き交う金山総合駅の特性を踏まえ、見る位置や向きによって広告がどのように見えるかを事前に検証できます。

さまざまな位置から広告の見え方を確認
2.複数のサイネージを「空間」として確認
約67メートルの透過型LEDビジョン、大型吊下げLEDビジョン、縦型液晶ディスプレイなど、形状や設置位置の異なる複数の媒体を、一つの広告空間として確認できます。
媒体を横断した映像表現や、利用者が空間内を移動する中での見え方など、空間全体を活用したクリエイティブの検討を支援します。

複数のサイネージを「空間」として確認
3.実際の入稿フォーマットを想定したシミュレーション
実際の広告掲出に使用する入稿フォーマットを想定したデータで、各サイネージへの表示状態をシミュレーションできます。
制作した広告データを、現地での掲出前に実際の設置環境に近い状態で確認することで、表示位置やサイズ、媒体間のつながりなどを具体的に検証できます。

実際の入稿フォーマットを想定したシミュレーション
「面」から「空間」へ、XRの知見で広告クリエイティブ開発を支援
複数面を活用した屋外広告やデジタルサイネージは、各地で展開されています。金山総合駅の新たな広告媒体は、約67メートルの透過型LEDビジョンをはじめとする複数の媒体によって、通路空間そのものを広告・情報発信空間として活用できる点が大きな特長です。
このような広告空間では、クリエイティブを個別の「面」として制作するだけでなく、駅利用者の視点や動線、複数の媒体の位置関係を含めた「空間体験」として設計することが重要になります。
NeoRealXは、XR・デジタルツイン技術を活用し、現実の空間とデジタルコンテンツを組み合わせた体験を、制作段階から具体的に確認できる環境を提供します。本ツールを通じて、広告主やクリエイターによる空間全体を生かした表現の検討を支援し、金山総合駅という場所の特性を生かした広告体験の創出に貢献します。
今後も、XRおよびバーチャル空間に関する技術と知見を活用し、リアルな場所とデジタルコンテンツをつなぐ新たな体験や、企業・クリエイターの表現を支援するソリューションの開発に取り組んでまいります。
参考)スカイメディア金山について(JR東海エージェンシー)
https://www.jrta.co.jp/news/384.php
https://www.jrta.co.jp/news/PDF/20260806_news%20.pdf
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