【調査】高齢者宅を訪問する医療・介護職の88.3%が「声かけだけでは高齢者の室温管理は改善しない」と回答
BROWN研究所
78.6%は「声かけした次の訪問で、またエアコンが消えていた」経験。高齢者の室内熱中症対策に、現場が感じる"見守りの限界"が明らかに

「命を見守る安心リモコン」ReReCo(R)(リリコ)を開発・販売するBROWN研究所(埼玉県春日部市、代表:長澤幸義)は、高齢者のご自宅を訪問する医療・介護職444名を対象に「高齢者宅の夏の室温管理に関する実態調査」を実施しました。
その結果、88.3%が「声かけだけでは高齢者の室温管理は改善しない」と回答。また、熱中症予防の声かけを行っている人の78.6%が、声かけをした次の訪問時に「エアコンが再び消えていた」経験があることが分かりました。現場ではすでに97.7%が熱中症予防の声かけを行っている一方で、それでも室温管理が維持できないケースが少なくない実態が明らかになりました。
◼️調査結果サマリー
■88.3%が「声かけだけでは高齢者の室温管理は改善しない」と回答(非常にそう思う+ややそう思う)
■声かけを行っている人の78.6%が、次の訪問時に「エアコンが再び消えていた」経験あり(よくある+時々ある+まれにある)
■86.0%が今夏、訪問先の高齢者宅で「危険な暑さ」を経験。そのうち75.4%は体感30度以上(33度以上も31.4%)と回答
■エアコンを使わない理由の1位は高齢者が「暑さを感じていない」64.5%
■高齢者の夏の室温管理に有効だと思う対策の1位は「室温に応じて自動でエアコンが作動する機器」73.2%、89.4%が訪問先に「勧めたい」と回答
◼️調査背景:「エアコンをつけてください」という呼びかけ、その先の課題
2024年の熱中症死亡者数は2,160人と過去最多を更新しました(*1)。政府は2030年までに熱中症死亡者数を半減させる目標を掲げていますが、直近の5年移動平均は1,514人となり、計画策定時の基準となった1,295人から約17%増加しています。(*2)また、屋内で亡くなった方のうち44.9%は、エアコンを使用していなかったことも報告されています。(*3)
各自治体や医療・介護の現場では、「エアコンをつけてください」「水分をとってください」といった呼びかけが続けられています。しかし、現場が実際に声をかけても、それでもエアコンが使われないのはなぜなのか。本調査では、高齢者宅を日常的に訪問する医療・介護職444名の実体験から、その背景と“声かけだけでは届かない室温管理”の実態を調査しました。
(*1)厚生労働省・人口動態統計確定数 (*2)熱中症対策実行計画(2023年5月閣議決定) (*3)東京大学・東京都監察医務院の共同研究(2025年6月)
■86.0%が訪問先で「危険な暑さ」を経験。75.4%は体感30℃以上
今夏、訪問先の高齢者宅で「危険な暑さだ」と感じた経験は86.0%(よくある31.8%、時々ある38.3%、まれにある16.0%)に上りました。

「危険な暑さ」を経験した382名に、その部屋の体感温度を聞いたところ、「30~32度」44.0%、「33度以上」31.4%となり、75.4%が体感30度以上と回答しました。さらに半数以上の54.3%は訪問先で熱中症(疑い含む)の事例を経験しています。

自由記述では、現場から次のような声も寄せられました。
「エアコンが故障していて、日陰の床で倒れていた」
「夏なのに冷房ではなく暖房になっていた」
「寝たきりの方が、ふすまを閉め切って扇風機だけで過ごしていた」
■エアコンを使わない理由1位は「暑さを感じていない」64.5%―電気代を上回る
夏場、エアコンが設置されているにもかかわらず、使用していない高齢者宅に遭遇した経験がある人は88.1%でした。その経験がある391名に、本人やご家族から聞いた「エアコンを使わない理由」を聞いたところ、1位は「暑さを感じていない」64.5%、次いで「冷房が寒い・嫌い」46.0%、「電気代が心配・もったいない」42.7%となりました。


また、89.9%が「本人は『暑くない』と言うが、危険だと感じた」経験を持ち、室温管理で最も難しいことの1位も「本人が暑さを感じない」(46.9%)でした。本人が「暑くない」と感じていることが、適切な室温管理を難しくする一因となっている実態が浮かび上がりました。

■現場の97.7%は既に声かけ。それでも65.2%が「またエアコンが消えていた」
医療・介護職の97.7%が、訪問先で熱中症予防のための声かけを実施しています。
具体的には、「エアコンの使用」82.2%、「水分補給」81.1%、「室温の確認」42.8%など、現場ではすでにさまざまな働きかけが行われています。

それでも、声かけを行っている434名のうち、78.6%が「声かけをした次の訪問時に、エアコンが再び消えていた」経験があると回答しました。

その結果、「声かけだけでは高齢者の室温管理は改善しない」と考える人は88.3%(「非常にそう思う」「ややそう思う」の合計)で、「またエアコンが消えていた」経験者では、93.0%に上りました。
さらに、業界経験20年以上のベテラン層(n=231)でも90.0%に達し、医師90.0%・看護師/保健師92.9%・リハビリ専門職90.1%と職種別に見ても9割前後と高い数値となりました。

現場が声をかけていないのではありません。むしろ、ほとんどの医療・介護職がすでに働きかけています。それでも、次の訪問まで室温管理が維持されるとは限らない。
今回の結果から、本人への注意喚起だけでなく、本人の「暑さに気づく・判断する・エアコンを操作する」だけに委ねない対策も必要であることがうかがえます。
◼️有効な対策1位は「自動でエアコンが作動する機器」73.2%
高齢者の夏の室温管理に有効だと思う対策を3つまで選んでもらったところ、最も多かったのは、「室温に応じて自動でエアコンが作動する機器」73.2%でした。「家族や周囲によるこまめな声かけ」72.1%、「離れた家族が室温を確認できる見守りセンサー」52.9%が続きました。
さらに、89.4%が「室温に応じて自動でエアコンが作動する機器があれば、訪問先に勧めたい」と回答しています。特に、エアコンが設置されているにもかかわらず使用していない高齢者宅に「よくある/時々ある」と回答した290名では、94.5%が「自動でエアコンが作動する機器を勧めたい」と回答しました。

人による声かけや見守りを大切にしながら、それだけに頼らず、環境やテクノロジーでも支える。そうした室内熱中症対策へのニーズが、今回の調査から見えてきました。
◼️医師コメント:医療法人仁心会 越谷ハートフルクリニック院長・佐藤医師
元救急医であり、現在は訪問診療にも力を入れる医療法人仁心会 越谷ハートフルクリニックの佐藤陽二院長より、今回の調査結果について次のようにコメントいただきました。
『今回の調査結果は、訪問診療の現場にいる私の実感とも重なります。高齢者は暑さを感じにくくなることがあり、認知機能が低下すると、エアコンを使うこと自体を忘れたり、一度つけても自分で消してしまったりすることがあります。実際に、声をかけてもなかなかご自身ではエアコンをつけていただけないケースがあります。だからこそ、本人への声かけだけでなく、本人が暑さに気づかなくても、エアコンを操作できなくても、危険な室温にならないよう環境側で支える仕組みも必要だと思います。熱中症は予防できる病気です。 特に高齢者は重症化するリスクもあるため、熱中症にさせないための予防が何より大切です。』

医療法人仁心会 越谷ハートフルクリニック 佐藤陽二院長
◼️ブラウン研究所 代表/発明家 開発者よりコメント
『私自身、遺品整理の仕事を通じて、エアコンがあるのに使われないまま亡くなった方の部屋を幾度も目にしてきました。今回の調査で、声かけをしている現場の方々の努力と、それでも届かないという実感の両方が数字になったと感じています。本人に気をつけてもらうだけでは、守りきれない命があります。だからこそ、人の見守りに加えて、本人が暑さに気づかなかったり、エアコンを操作できなかったりしても、仕組みで補える環境が必要だと考えています。』

BROWN研究所 代表/発明家 長澤幸義
◼️「本人の感覚や操作だけに頼らない」見守りリモコン ReReCoとは
ReReCoは、室温が設定温度を超えると自動でエアコンをONにする見守りリモコンです。
5分ごとに室温を確認し続け、本人がエアコンを消した場合でも、再び室温が設定温度を超えると自動でエアコンを作動させます。瞬間停電(瞬停)後の自動復旧にも対応。Wi-Fi不要・電池式。価格12,310円(税込)。累計販売約3,500台。東京都「2026年暑さ対策グッズコンテスト」奨励賞を受賞しました。

◼️調査概要
調査名:高齢者宅の夏の室温管理に関する実態調査
調査主体:BROWN研究所
調査方法:インターネット調査
調査対象:高齢者宅を訪問する医療・介護職 計444名
(医師100名、看護師・保健師98名、リハビリ専門職81名、薬剤師60名、歯科医師34名、介護職・その他医療福祉職71名)
調査期間:2026年8月10日~17日
※構成比は小数第2位を四捨五入
※「エアコンが再び消えていた経験」は、当初調査で「まれにある/ない」(統合選択肢)を回答した151名を対象に2026年8月17-21日に追加確認調査を実施し(回答138名)、結果を統合して集計。回答のなかった13名は「無回答」として集計。
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また、89.9%が「本人は『暑くない』と言うが、危険だと感じた」経験を持ち、室温管理で最も難しいことの1位も「本人が暑さを感じない」(46.9%)でした。本人が「暑くない」と感じていることが、適切な室温管理を難しくする一因となっている実態が浮かび上がりました。

■現場の97.7%は既に声かけ。それでも65.2%が「またエアコンが消えていた」
医療・介護職の97.7%が、訪問先で熱中症予防のための声かけを実施しています。
具体的には、「エアコンの使用」82.2%、「水分補給」81.1%、「室温の確認」42.8%など、現場ではすでにさまざまな働きかけが行われています。

それでも、声かけを行っている434名のうち、78.6%が「声かけをした次の訪問時に、エアコンが再び消えていた」経験があると回答しました。

その結果、「声かけだけでは高齢者の室温管理は改善しない」と考える人は88.3%(「非常にそう思う」「ややそう思う」の合計)で、「またエアコンが消えていた」経験者では、93.0%に上りました。
さらに、業界経験20年以上のベテラン層(n=231)でも90.0%に達し、医師90.0%・看護師/保健師92.9%・リハビリ専門職90.1%と職種別に見ても9割前後と高い数値となりました。

現場が声をかけていないのではありません。むしろ、ほとんどの医療・介護職がすでに働きかけています。それでも、次の訪問まで室温管理が維持されるとは限らない。
今回の結果から、本人への注意喚起だけでなく、本人の「暑さに気づく・判断する・エアコンを操作する」だけに委ねない対策も必要であることがうかがえます。
◼️有効な対策1位は「自動でエアコンが作動する機器」73.2%
高齢者の夏の室温管理に有効だと思う対策を3つまで選んでもらったところ、最も多かったのは、「室温に応じて自動でエアコンが作動する機器」73.2%でした。「家族や周囲によるこまめな声かけ」72.1%、「離れた家族が室温を確認できる見守りセンサー」52.9%が続きました。
さらに、89.4%が「室温に応じて自動でエアコンが作動する機器があれば、訪問先に勧めたい」と回答しています。特に、エアコンが設置されているにもかかわらず使用していない高齢者宅に「よくある/時々ある」と回答した290名では、94.5%が「自動でエアコンが作動する機器を勧めたい」と回答しました。

人による声かけや見守りを大切にしながら、それだけに頼らず、環境やテクノロジーでも支える。そうした室内熱中症対策へのニーズが、今回の調査から見えてきました。
◼️医師コメント:医療法人仁心会 越谷ハートフルクリニック院長・佐藤医師
元救急医であり、現在は訪問診療にも力を入れる医療法人仁心会 越谷ハートフルクリニックの佐藤陽二院長より、今回の調査結果について次のようにコメントいただきました。
『今回の調査結果は、訪問診療の現場にいる私の実感とも重なります。高齢者は暑さを感じにくくなることがあり、認知機能が低下すると、エアコンを使うこと自体を忘れたり、一度つけても自分で消してしまったりすることがあります。実際に、声をかけてもなかなかご自身ではエアコンをつけていただけないケースがあります。だからこそ、本人への声かけだけでなく、本人が暑さに気づかなくても、エアコンを操作できなくても、危険な室温にならないよう環境側で支える仕組みも必要だと思います。熱中症は予防できる病気です。 特に高齢者は重症化するリスクもあるため、熱中症にさせないための予防が何より大切です。』

医療法人仁心会 越谷ハートフルクリニック 佐藤陽二院長
◼️ブラウン研究所 代表/発明家 開発者よりコメント
『私自身、遺品整理の仕事を通じて、エアコンがあるのに使われないまま亡くなった方の部屋を幾度も目にしてきました。今回の調査で、声かけをしている現場の方々の努力と、それでも届かないという実感の両方が数字になったと感じています。本人に気をつけてもらうだけでは、守りきれない命があります。だからこそ、人の見守りに加えて、本人が暑さに気づかなかったり、エアコンを操作できなかったりしても、仕組みで補える環境が必要だと考えています。』

BROWN研究所 代表/発明家 長澤幸義
◼️「本人の感覚や操作だけに頼らない」見守りリモコン ReReCoとは
ReReCoは、室温が設定温度を超えると自動でエアコンをONにする見守りリモコンです。
5分ごとに室温を確認し続け、本人がエアコンを消した場合でも、再び室温が設定温度を超えると自動でエアコンを作動させます。瞬間停電(瞬停)後の自動復旧にも対応。Wi-Fi不要・電池式。価格12,310円(税込)。累計販売約3,500台。東京都「2026年暑さ対策グッズコンテスト」奨励賞を受賞しました。

◼️調査概要
調査名:高齢者宅の夏の室温管理に関する実態調査
調査主体:BROWN研究所
調査方法:インターネット調査
調査対象:高齢者宅を訪問する医療・介護職 計444名
(医師100名、看護師・保健師98名、リハビリ専門職81名、薬剤師60名、歯科医師34名、介護職・その他医療福祉職71名)
調査期間:2026年8月10日~17日
※構成比は小数第2位を四捨五入
※「エアコンが再び消えていた経験」は、当初調査で「まれにある/ない」(統合選択肢)を回答した151名を対象に2026年8月17-21日に追加確認調査を実施し(回答138名)、結果を統合して集計。回答のなかった13名は「無回答」として集計。
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