Ads for Humanity、World IDで人間証明したユーザーが広告を見てギフト券を受け取れる新たな仕組みを提供するアプリ「Humad」ベータ版を公開
株式会社Ads for Humanity
―「World App」のミニアプリとして、8月7日提供開始―
株式会社Ads for Humanity(本社:東京都港区、代表取締役社長:森田英佑、株式会社博報堂DYホールディングス100%出資、以下「Ads for Humanity」)は2026年8月7日、Tools for Humanity Corporationが提供するモバイルアプリケーション「World App(※1)」内のミニアプリとして、「Humad」のベータ版の提供を開始しました。

AIエージェントが人間に代わって情報を集め、行動する時代に入り、人間が広告を見る機会は貴重になっています。また、広告の配信最適化のもとになるデータに人間以外の行動が混ざることにより、自分とは関係のない広告に接する機会も増えていきます。こうした背景から、生活者と広告主の双方にとって、人間だけに広告を配信することの重要性が高まっています。
「Humad」では、広告を見たり、興味・関心に関する質問に答えたりすると、ポイントが貯まります。答えるほど自分の興味に近い広告が届き、自分でも気づいていなかった興味や価値観が見えてくる価値観診断も楽しめます。貯まったポイントは、カフェ・スイーツ、フードデリバリー、映画などのギフト券に交換できます。ギフト券に交換できるのは、World ID(※2)による人間証明を完了したユーザーに限られます。
なお、本アプリは、当社エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに就任した大八木翼が監修します。Ads for Humanityは、人間認証型広告の実現を通じて、広告の価値が生活者と広告主の間で公正に循環する関係の実現を目指してまいります。
■AIエージェント時代にデジタル広告が直面する課題
近年、AI技術の進化により、デジタル広告をめぐる状況は大きく変わりつつあります。従来のボットは、プログラムされた動作を機械的に繰り返すものであり、検知が可能でした。しかし最新のAIエージェントは文脈を理解し、商品の比較検討から広告クリック、フォーム入力までを人間と区別がつかない形で自律的に操作します。また、かつてはボットの構築には高度な専門知識が必要でしたが、AIの民主化により、誰もが高度なエージェントを運用できるようになりました。その結果、2025年には世界のWebトラフィックに占めるボットの割合は53%となり、人間による通信(47%)を上回りました(※3)。こうした変化により、デジタル広告はいま、2つの課題に直面しています。
・アドフラウドの被害拡大
人間と見分けのつかない高度なボットを誰もが容易に運用できるようになり、不正な広告接触の排除がますます困難になっています。被害額は世界で約13兆円(※4)、国内でも約1,592億円(※5)と推計されています。
・広告配信の精度低下
AIエージェントによる非人間トラフィックの増加は、広告を人間に届けることを難しくするだけでなく、行動データやクリックなどの広告効果に関するデータに、人間以外の行動を混入させます。人間と非人間が入り混じったデータは生活者の実態を正確に表しません。そうしたデータを学習した配信アルゴリズムは誤った方向へ最適化を重ね、広告成果はかえって低下しかねません。
この影響は、生活者にも及びます。実態からずれたデータをもとに最適化が進めば、自分とは関係のない広告に接する機会が増えていきます。広告が本来届くべき相手に届かなくなることは、広告主にとっても、生活者にとっても損失です。
このように、AIエージェント時代には、広告が誰に届いたのかという前提そのものが揺らぎます。トラフィックの過半が人間ではなくなることを前提に、広告のエコシステムそのものを設計しなおす必要があります。
■Humadが目指す姿
Ads for Humanityは設立にあたり、「AI時代に人類のための広告を作る」ことを使命に掲げました。広告が人間に届いていることを証明することで、広告主には確実に人間に届く広告効果がもたらされ、生活者には広告を視聴・体験することで正当な報酬が還元される。広告の価値が、届ける側と届けられる側のあいだで公平に循環する関係を目指しています。
これを実現するために開発したのが「Humad」です。人間認証されたユーザーを対象に広告を配信することで、アドフラウドと配信精度の低下を抑制し、広告効果を高めます。一方で、その効果は、ユーザーが自ら人間であることを証明することで成り立っています。そこで「Humad」は、その価値を本人に還元します。
ユーザーが「Humad」を通じて得られるものは、次の3つです。
1. ポイント:広告のタップや質問への回答といった行動に応じて、ポイントを受け取れます。
2. 自分についての理解:プロフィールや質問への回答が診断コンテンツに反映され、自分でも気づいていなかった興味や価値観を発見できます。
3. 自分に合った提案:プロフィールや質問への回答にもとづき、より自分の関心に近い情報や広告が届きます。
■「Humad」ベータ版のユーザーフロー
ベータ版の利用の流れは、次の4ステップです。

0.Humadをインストールする
「World App」をインストールし、ミニアプリ「Humad」をインストールします。
1.興味・関心を伝える
アンケートや「デイリークエスチョン」に答えていくと、「Humad」がユーザーの興味や関心を覚えていきます。
2.広告をタップする
Humad内で、ユーザーの興味・関心応じて選ばれた広告が表示されます。タップするとポイントが貯まり、人間証明を行っていると通常の6倍になります。
3.ギフトを受け取る
貯まったポイントは、カフェやスイーツ、フードデリバリー、映画、ECサイト、アプリストアなどの豊富なギフト券と交換できます。ギフト券に交換できるのは、World IDによる人間証明を完了したユーザーに限られます。
デイリークエスチョン
毎日更新される、価値観をテーマにした2択の質問に答えるコンテンツです。ゲーム感覚で楽しみながら答えるうちに、ユーザーの興味・関心が連携されます。回答後には、最大1,000ポイントが当たるポイントルーレットに参加できます。回答結果は、自分の興味や価値観が分かる診断コンテンツにも反映されるほか、他のユーザーの回答と比べることもできます。
■エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに大八木翼が就任
国内外の数多くの広告賞を受賞し、日本の広告・クリエイティブ業界を牽引してきた大八木翼が、当社エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに就任しました。大八木は、Humadのコンセプト設計に参画するとともに、今後、人間認証型アドネットワークをはじめとする当社事業のブランドおよびクリエイティブの方向性を担います。
<大八木翼 略歴>
2002年博報堂入社。2013年クリエイティブエージェンシーSIX設立時メンバー。日本のインタラクティブ業界を牽引し、既存の広告領域にとどまらない活動を行う。カンヌクリエイティブフェスティバル金賞・銀賞・銅賞、第15回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門大賞、ACC グランプリ、クリエイター・オブ・ザ・イヤーメダリスト(2014/2020)等受賞多数 “広告は、ひととひととをつなぎ、世界を良き方向へと向かわせるアートである”という考えがクリエーションの源。SANAAの建築物と村上春樹の新作を楽しみにしながら毎日を生きている。SIXファウンダー/執行責任者。Bascule執行役員。Aillisチーフクリエイティブ・ディレクター。東京コピーライターズクラブ会員。
<大八木翼 コメント>
長らく広告に携わってきましたが、World IDと広告の組み合わせは、広告のあり方そのものを大きく変え得るテーマだと感じています。率直に言って、とてもワクワクしています。
AIがひとに代わって情報を選び、行動するようになる中で、人間が自分の意思で広告に触れ、参加することには、これまでとは異なる価値が生まれるはずです。その価値を広告主だけのものにせず、参加した人にもきちんと返していく。そこにHumadの可能性があると考えています。
もちろん、人間認証の技術だけですべてが解決するわけではありません。届く広告の質、情報の扱い方、還元のあり方まで、生活者にとって自然で、納得できる体験にしていく必要があります。
今回のβ版は、まだ始まりです。事業・開発チーム、広告主、ユーザーの皆さまと対話しながら、Humadをこれから一緒に育てていきたいと思います。
■サービス概要
サービス名 Humad(ヒューマッド)
提供開始日 2026年8月7日
提供形態 「World App」内のミニアプリ
対象 日本国内からのアクセスに限る/日本語・英語表示に対応
利用条件 「World App」をインストールのうえ、ミニアプリ「Humad」を利用
利用料 無料
ポイント交換 1,500ポイント(150円相当)から各種ギフト券と交換可能
アクセス方法
・World Appをインストール済みの方:https://world.org/ja-jp/ecosystem/app_4969dec23e1fb4a7065935614a86d1e1
・World Appのインストールを完了していない方:World Appをインストールし、ミニアプリ「Humad」を開く
■会社概要
社名 株式会社Ads for Humanity
設立 2026年4月15日
所在地 東京都港区赤坂5-3-1
代表者 森田英佑
資本金 50,000千円
株主 株式会社博報堂DYホールディングス(100%出資)
事業内容 人間認証型アドネットワーク事業
企業サイト https://www.adsforhumanity.co.jp
(※1)World Appとは:World初のウォレットを搭載し、World IDによるプライベートかつ分散型の「人間であることの証明」を利用できるスーパーアプリ。Orbで認証済みのWorld IDを取得できるほか、氏名やメールアドレスといった個人情報を共有することなく、ウェブサイトやアプリ、サービスへのサインインなどのアクションをシームレスに認証できます。
(※2)World IDとは:個人情報を提供することなく、オンライン上で人間であることを証明できるツール。Tools for Humanity Corporationが開発・提供。2026年4月時点で、World Appは世界で3,900万人以上が利用しており、その内1,800万人以上が認証済みのWorld IDを保有しています。
(※3)Thales(Imperva)「2026 Bad Bot Report」より。
(※4)Juniper Research推計。
(※5)株式会社Spider Labs「アドフラウド調査レポート(通年版2026)」より。
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