そうだ! 旧車に乗ろう! 素人女子の三菱「ギャラン」レストアへの道第7回

【旧車レストア】いきなりレア部品を買うのはNG!? ど素人が「整備解説書」を一番最初に買うべき理由

文●矢田部明子 写真●平野 陽 編集●ASCII

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 クルマ好き女子の矢田部明子です。さて、毎度この挨拶をしている気がしますが……、お久しぶりでございます。前回のギャランレストア連載からかなり時間が経ってしまいましたが、皆様お元気だったでしょうか? 実は……原稿を入稿していないだけで、ギャランのレストアは車検目前まで漕ぎ着けております。

【連載目次】そうだ! 旧車に乗ろう! 素人女子の三菱「ギャラン」レストアへの道

 2026年内に公道復帰できればということで、急ピッチで記事をアップしていきたいと思います!

 公道復帰までのギャラン連載を読んで、「矢田部でもできるなら、自分にもできそうだ」と感じて下さる方が、1人でもいらっしゃるとうれしいです。ということで、引き続き公道復帰を手伝って下さるのは、サンダー平野さん(1人ではどうにもできず、早々にお呼びした助っ人)。

サンダー平野。SEMAショーなど海外取材も得意分野で、国内外問わずに活躍するフォトグラファー。ご自身は510ブルーバードなどを所有し、数々のイベントで賞を受賞していらっしゃいます

エンジンをかける前にやること!

 まずは「整備解説書」をゲットしましょう。整備をするにあたって、まず購入するべきなのが整備解説書です。これは、機器の分解、点検、修理、組付手順、配線図、基準値などの詳細がまとめられた技術資料で、整備士さんが使用する解説書となっています。

 ギャランを公道復帰させると決まったときに「取り急ぎ、整備書をヤフオクで落札して」という指示を受けましたが、矢田部的には……まずはヤフオクでレアな部品を競って購入したほうが“旧車デビューしました”感があってカッコいい!と思っていたので「え、本ですか……?」と呟いたのを覚えています。

 ただ、現時点では「まずは整備書を購入する」のが1番効率的だったと感じています。

 なぜなら、車両の解説や部品の図解、細かい寸法なども分かるので、部品を購入する際に失敗がないし、修理方法や数値が細かく記載されているので、ちゃんと修理をしたいなら必須アイテムだったからです。オイル交換などの一般的なことは整備書なしでもできますが、エンジン本体の組み付け、デスビ(ディストリビューター、点火装置)の隙間や配線といった細かい修理をするときは、そのクルマ独特の部分があるので、整備書は必要不可欠でした!

そもそも普通に落札できるのか?
余裕でできてしまいました

 ニューギャランの整備書はヤフオクにて5000円で、誰とも競らずに落札しました。オークション終了時間が22時で、10分前から競り始めるだろうと予想してパソコン前で待機していただけに、え……こんなにも簡単に? と正直拍子抜けでした。

 今回は無事に落札できましたが、基本的に整備解説書はメーカーの整備士のためのもので、販売はされていません。

 逆に「落札できないくらい人気の整備書はあるのか?」と平野さんに伺うと、人気車種の場合は価格が高騰するといったケースもあるそうです。さらに、メーカーではなく、オリジナルで制作された復刻版整備書が販売されることもあるとのこと。

 整備書のお値段に関してですが、車種によりけりで、時には数万円を超えることもあるそうです。

 こちらは、平野さんの所有する整備書。アメリカでは、自動車メーカーからの整備書以外に、Haynesという会社から修理マニュアルが販売されています。写真に写っているのは“ARMADA”“BMW”の修理マニュアルです。日本でも、以前は山海堂からユーザー向けに販売されていたそうです。

YouTubeを参考にするのはNG?
車種によっては動画がYouTubeにない

 整備書購入を検討していなかった理由の1つとして、YouTubeに修理動画がアップしてあるだろうと思っていたからでした。1円でも安く修理をして公道復帰させたいと考えていたので、無料で見られるのならそれが良いと思っていたのですが、ニューギャランの場合は動画がアップされていませんでした。

 人気車種は修理方法などがたくさんアップされています。試しに何本か見て気付いたのは、同じ箇所を修理する場合でも、人によってやり方が違うということです。どれがベストかは分かりませんし、色々なやり方があって良いと思いますが、“メーカーが推奨するやり方”を整備書で知っておくのは修理への近道になると感じました。

【まとめ】整備書は最初に手に入れておいたほうがいい

 今回は「まず最初に購入すべき整備書」について紹介しました。できればそろそろ車検を取り、今年は絶対に車を走らせたいと思っています! しっかり頑張ります!

次回へ続く

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筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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