そうだ! 旧車に乗ろう! 素人女子の三菱「ギャラン」レストアへの道第5回

旧車ギャランのエンジンを動かすため燃料ホースとドレンホースを交換

文●矢田部明子 写真●平野 陽 編集●ASCII

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 折り返し地点の5回目となった、三菱 ニューギャランのレストア連載の今回は、ホース類をチェック&交換していきたいと思います。前回は無事にオイル交換ができましたが、果たして……。

 眠っていた期間が長かったのですべて交換しても良かったのですが、ところどころなぜか最新のものに替わっている形跡があったので、「燃料ホース」と「ドレンホース」のみを交換することにしました。これはかなりうれしい誤算で、ホースが2mで1100円、ホースを留めるホースバンドが1つ249円からとお高めだったため、経済的にはかなり助かりました。

 矢田部はフル純正にこだわらないので、主なものは資材のオンラインショップ「モノタロウ」、サイトになかったものはホームセンターなどで購入しました。今回も助っ人に「サンダー平野さん」を迎えて、それではさっそくいってみよー!

サンダー平野さん(左)。海外取材も得意分野で、国内外問わずに活躍するフォトグラファー。ご自身は510ブルーバードなどを所有し、数々のイベントで賞を受賞していらっしゃいます

固くなっていたりベタベタしていたら
ゴムはすぐに交換!

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 触ると表面がベタベタしていたり、ゴムらしい弾力がなく固くなっている、白っちゃけてヒビが入っているなどしているものは、すぐに取り替えましょう。大丈夫だろうと使ってしまうと、付け根部分からオイルや水が漏れてしまうなんてこともあります。

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 矢田部のように純正でない社外品のゴムを使う時は、耐圧&耐油で、内径のサイズが合っていれば基本的にはOKだそうです。ちなみに、ギャランはキャブ車なので、耐圧0.2~0.4kg/cm2が理想的です。

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 それぞれの箇所によってホースの太さが違うので、整備書を入手して数値を把握するか、ない場合は測ってメモをします。この時、むやみやたらに外してしまうと、矢田部のようにどれがどこに付いていたホースか分からなくなり、悲惨なことになります。みなさん、お気をつけて。

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 また、無理に引っ張って抜こうとせずに、ホースリムーバーなどの工具を使って取り外たほうがいいです。同じくゴムを差し込む時も、同様の手順で行ないます。

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 ゴムを外す時に潤滑剤として使用するのは、パーツクリーナーがベスト。パーツクリーナーだと乾燥後は跡が残りませんが、オイルだとそのまま残ってしまうからです。Amazon.co.jpのセールの時にやたらと安くなるので、その時にまとめ買いするのがオススメです。

ホースバンドの種類を覚えないといけない

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 ホースの継ぎ目部分を固定するために使うホースバンドには、いくつか種類があります。大切なのは、「しっかり面圧のかかる形状であること」と「錆びにくいこと」です。ここからは、実際に購入したサイト「モノタロウ」で販売されている商品を例に説明していきます。

 候補に上がったのは、この2つ!

ホースバンド オールステンレス製 SUS304製品ページ
ステンレス製で、六角ボルト(マイナスドライバー)でサイズ調整が可能となっています。

ABAホースバンド オリジナル 12mm製品ページ
継ぎ目のない、1個のパイプからプレスして造られたハウジングを採用。高い締め付け力にも対応し、ホースをしっかりと固定できます。

 どちらもネジでしっかりと締められるタイプですが、ABAホースバンド オリジナルを選んだのは「バンド部内側にネジ溝のない、フラット形状のホースバンド」だったからです。

 ネジ溝があるホースバンドを長年使用すると、ホースに跡が付いてしまい、次に取り替えるときにその溝に合わせて取り付けなくてはいけないので面倒になってしまうのと、設置部をより均等の圧力で締め付けられるので、ホースを傷めないのが良いと思いました。お値段は249円からと少々お高めですが、今回は質をとったというわけです。

 さて、話は変わりますが……、作業した日はかなり暑く、途中で心が折れてしまいました(いや、頑張れよ)。ですので、途中からペンチでギュッとつまんで取り付ける、クリップ式のホースバンド(製品ページ)を使用しました。これだと作業工程も1つなので、かなり簡単。あとは、手を入れるスペースがあまりない箇所は、クリップ式で対応しました。ですが、耐久性のことを考えると、やはりネジで締めるタイプのホースバンドがオススメです。

 ちなみに、もともと装着されていたのは ワイヤー式のホースバンドでした。平野さん曰く、旧車にはこの手のホースバンドが多く使われているとか。紹介したホースバンドの中で1番安価ではありますが、2本のスジで留めるため面圧がかかりにくいと判断して、今回は選びませんでした。

ついでに燃料フィルターの交換する

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 ホースを外すついでに、燃料フィルターも交換しました。使用したのはNISSANのキャブレター用フィルターで、値段は1000円ほど。ちなみに、ホースの太さが対応していれば、どのメーカーのものを使用しても良いそうです。今回はNISSANでしたが、トヨタでも三菱でもOKとのこと。

今回の作業で使用した道具たち

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ドライバー。ねじを締め付けて固定したり、緩めて外したりするための工具

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ホースリムーバー。片手で継手からエアーホースを外す工具です。 軽い力で簡単に作業が可能

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パーツクリーナー。金属製の部品に付着した油、カーボン汚れなどを除去できます

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布、キッチンペーパー。猛暑の中での作業だったので、汗を拭くのにも使っていました。多めに用意しておくのがGOOD。ちなみに、矢田部は着なくなった服を取っておき、ウエス変わりに使っています

ホース交換のまとめ
外して取り付けるだけだが、細かい注意点も

 今回の修理作業も、簡単に言ってしまえば“外して→取り付ける”だけなので、矢田部クラスでも何とかなりました(笑)。ただ、これは工程の話で、私の場合は“新品で買えるホース類を使っている”ため、“部品探しに困っていない”からそう感じるのかもしれません。

 たとえば、フルレストアに挑戦する方は当時のホースを取り付けると思いますが、ゴム類はなかなか部品が見つからなかったり、見つかってもそこそこなお値段なので、パーツを入手するまでが大変という話をよく聞きます。

 矢田部のように「とにかくお財布に優しく」にこだわる人もいれば「当時の姿をそのまま再現したい」という考えの人もいるので、オーナーがどこにこだわるかによって、色々な意味で難易度は変わってきそうです。人気車種ですと、ホース類を手に入れるのに半年かかったという人も(矢田部の場合、納期3日くらいでした)。

 旧車との付き合い方は人それぞれ、矢田部は無理なく楽しんでいきます!

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筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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