角を曲がるとそこには7匹の猫が! α7C IIの機動力が光る瞬間
狭い生活道路を自転車で走ってて、角を曲がったら、その奥にいきなりコレ(冒頭写真)ですよ。
いくら地元の人しか通らないような狭い道とはいえ、道いっぱいに広がった7匹。うち5匹はハチワレなので、彼らはみんな血がつながってるんだろう。思わず離れた場所に自転車をそっと止め、カメラを持って近づき、望遠にして撮ったのである。
カメラは愛用のソニー「α7C II」。今はもっと高性能のカメラも出ているけど、α7C IIはフルサイズセンサー機なのにほかより小さいから携帯性が高くて良いのだ。それにシグマの20-200mmを付けている。1本で広角から望遠までイケるので、町で猫に出会ったときにぴったりなのだ。
見つけたときはみな寝そべってたのだが、わたしの気配に気付いてこっちをじっと見てる。ここに猫がいるのは知っていて(我が家にいる2匹が保護されたのがここなのだ)、今日は会えるかなと覗いてみたらいきなり路上でゴロゴロしててびっくりしたのである。
この道は自動車も自転車も歩行者もけっこう通るんだけどなあ、と思ってたら後ろからバイクの音が。自分の立ち位置がバイクの邪魔にならないことを確認して、カメラを構えたままでいると、慣れたもんでぱぱっと蜘蛛の子を散らすように左右に駆けていったのでありました。
散ったものはしょうがないと、隣接する小さな公園のベンチに座って落ち着くのを待ってたら、奥からそっとこっちをのぞき込む猫が。黒成分が多いハチワレなんだけど、白い髭が風貌に貫禄を持たせている。
あとで気付いたのだけど、路上にいた7匹にこの猫は含まれてない。8匹目である。実に警戒心が強くて、目が合ったらそそくさと逃げてしまった。じゃあそこにいた7匹は? ハチワレは路上に戻っていた。その後ろには別のサビネコが。全部で何匹居るのだ?
地面すれすれで猫目線に
警戒心を解く撮影テクニック
続いて、裏手のアパートや家々につながる袋小路に黒猫を発見。しゃがんでカメラを向けるとこっちに歩いてきて、すぐ近くにちょこんと座った。
おどかさないように、そっとカメラを地面すれすれに置いて真正面から撮影。
住宅街での撮影は「挨拶」が命!
サクラ猫が見守る下町の風景
さらに奥へ猫を求めて歩くと、胡散くさいものを見るような目でこちらを見てるおばさまと目が合う。そらそうだ。このご時世、カメラを持って住宅街をうろうろしてたら怪しいに決まってる。ごめんなさい。
こういうときはこちらから一声かけるべし。「猫がいっぱいいるので撮らせてもらってます」と声をかけると、こちらが怪しくない撮り猫(そんな言葉あるのか?)とわかってくれたのか、笑顔で「今はかなり減ったのだけど、昔は何十匹もいたんですよ」と。「もしかして、猫を引き取ってくださった方ですか?」。その通り、うちに2匹きてます。なぜわかった。
他の人と間違えたのかもしれないけど、まあ結果としては当たっております。何はともあれ、挨拶は大事です。
さて他の猫たちはどうしたか。黒猫の2匹は公園のベンチでまったり香箱座りのお昼寝。たぶん兄弟。いい雰囲気である。
ハチワレの1匹は塀の上に。わざとちょっと低いところから見上げる感じで狙ってみた。
さて全部で何匹いたのやら。黒猫は区別つかないのでわからないけれども、この日に見た限りではみな耳の一部がカットされていた(去勢されている印。サクラ猫と呼ばれている)ので、これ以上増えることはないかと思う。
にしても、路上に7匹がゴロゴロしてる姿なんて久しぶりに見たので、ちょっと楽しかった。このクランク状に曲がってる生活道路なんて通る人はほぼ近所の人なので、みんな猫を遠目に見つけては徐行していたのもなんとも微笑ましいのだった。
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筆者紹介─荻窪 圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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