先日、幕張メッセで開催されたインターネットテクノロジーの展示会「Interop Tokyo 2026」。
展示の中心はネットワークやサーバーといったITインフラ。会場を歩いていると、ちょっと未来を先取りするような、最新鋭の技術にも数多く出会えます。
今回は、取材した展示の中から、特に“未来感がすごかった技術”をピックアップして紹介します!
地球と月を光でつなぐ。宇宙通信の未来
大きなスケールを感じさせてくれのが、KDDI総合研究所による光通信システムです。
JAXAとの共同研究として進められているこの技術。地球から月の周りを飛ぶ人工衛星へ向けて光を送り、通信を行うことを目指して開発が進んでいます。いまは実験段階ですが、将来の月面探査や宇宙通信を支える技術になるかもしれません。
「遠く離れた動く相手に対し、正確に光を当て続ける」というのが、難しいところみたいですが……KDDI総合研究所とJAXAの開発力に期待ですね!
金沢の振動が東京に届く。触覚伝送技術
インターネットの普及から長い年月が経ち、いまや映像や音声を送るのは当たり前の時代。
ですが、次は「触った感覚」を送る時代が来るかもしれません。NTTドコモビジネスの展示では、金沢と東京をネットワークで接続。金沢側で板を叩いた振動が、そのまま東京側へ伝わってきました。
仕組みとしては、振動を音声データ化して送信し、受信側で再び触覚として再現するというもの。将来的には遠隔地での作業支援や教育、イベントなどへの応用も期待されています。
いつか、離れた場所にいる相手と、「握手」ができる日が来るのかもしれません。
スター・ウォーズのホログラムに近づいた?
映画『スター・ウォーズ』といえば、ホログラム通信で、浮かび上がった相手に、何やら重要な談合をしている……。あのシーンを思い浮かべる人も多いかもしれません。そんなSFの世界を思わせたのが、裸眼で立体映像を表示するディスプレイです。
展示されていた「ZANZO」は、LEDを搭載したプロペラを高速回転させ、その残像を利用して空中に映像が浮かんでいるように見せる仕組み。3Dメガネも不要で、昼間でも立体映像を楽しめます。
まだ映画のように人物が自由自在に現れるわけではありませんが、空間に映像を浮かび上がらせる技術は着実に進化しています。
本物かと思ったー! サムスンの立体ディスプレイ
会場を歩いていて、思わず「うわ、人が立っているのかと思った!」と感じたのが、サムスンの3Dディスプレイです。
実際には平面ディスプレイなのですが、錯覚を利用して強い奥行きを表現。映像が画面の奥に存在しているような、不思議な感覚を味わえます。
現時点では用途は限られるかもしれませんが、広告や商品展示などでは大きなインパクトを生みそうですね。未来の店舗や展示会では、こうした立体表現が当たり前になるのかもしれません。
少し先の未来が、Interopなら見られる。
宇宙通信、触覚伝送、立体映像。
いずれも、普段の生活ではまだ「当たり前」とは言えないものです。しかし展示会場では、すでに動く実機として、我々来場者を楽しませてくれました。
Interopのおもしろさのひとつは、「10年後、20年後の当たり前」を少しだけ先取りして見せてくれる、そんな未来感にあるようです。
さて、アスキーでは、「Interop Tokyo 2026 アスキー全力特集!として、現地取材チームによる記事を連載枠で掲載中! さらに、会場とアスキースタジオをつないだ特別中継のアーカイブも、ぜひ楽しんでください!
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第49回
sponsored
蓄積された業務課題を宝の山に変えるBacklog AIアシスタント。予想を超える実用度は試せばわかる -
第48回
TECH
AIガードレール、データ主権を担保するなら「アプライアンス」で A10がハイエンド機種を初公開 -
第47回
sponsored
30周年の帳票基盤「SVF」とAIリスクを見据えた「Trustee」 ウイングアークの現在地とは? -
第46回
ネットワーク
社内Wi-Fiの認証にSIMが使える! フルMVNO基盤を抱えるミソラコネクトならではの新提案 -
第45回
sponsored
コスト・人手不足・AI… ITインフラの悩みをオプテージが最新データセンターで解決 -
第44回
sponsored
中小企業のためのXDR「Symantec CBX」が誕生 これ1つで包括的セキュリティを実現 -
第43回
sponsored
マクニカがInteropで見せた、技術商社としての多様性とソリューション提案力 -
第42回
sponsored
AIインフラ市場“一強体制”を崩せるか AMDが「Helios」で体現するオープン戦略とフィジカルAIのラストマイル -
第41回
sponsored
企業のランサム対策はこれ1台で! Synologyがバックアップ専用機「ActiveProtect」を紹介 -
第40回
TECH
「マシンスピードの攻撃」にどう立ち向かうか AI時代に必要な先制的サイバーセキュリティ -
第39回
ネットワーク
ありそうでなかった国産法人向け「ずんだルーター」は日本の現場を救えるか? - この連載の一覧へ












