ここ数年、スマートフォンやスマートウォッチに続く次世代デバイスとしてスマートグラスが注目されている。筆者もAIとの距離を縮めるために昨年からさまざまな製品を試して、使い比べてきた。音声中心の「OWNDAYS CONNECT」、表示機能を持つ「Halliday Smart Glasses」、そして“嫌われない未来”を目指してカメラを持たない「Even G2」だ。
そんな中で今回紹介するのは「Rokid スマートAIグラス」である。今回から3回に分けて、その魅力をお伝えしたい。第1回は「AIコンパニオン」という視点から見たRokidだ。5月初旬、筆者の元へフルセットが届いた。
見た目は普通の眼鏡な「Rokid スマートAIグラス」
鼻パッド付近のプロジェクターからレンズに映像を投影
第一印象は意外にも「普通の眼鏡」である。もちろん近くで見ると一般的な眼鏡との違いはある。しかし街中で装着していても、多くの人は気づかないだろう。その理由の1つは表示方式にある。
Rokidの魅力は、現実世界とデジタル情報を同時に見られることだろう。Rokidでは通知や翻訳、AIの回答などが目の前の景色へ自然に重ねて表示されるだけではなく、その2つのレイヤーを同時にスクショできる機能がアプリ側で用意されている。最初からカメラ機能のないEven G2にはない要素だ。
レンズにAI情報を表示する仕組みは意外にシンプル。
Rokidは鼻パッド付近に配置された超小型プロジェクターから左右のレンズへ映像を投影する。そのため、一般の眼鏡と比べてその周囲の厚みが多少ある。
同じスマートグラスでもEven G2は左右ヒンジ付近から投影する方式であり、メーカーごとの設計思想の違いが見て取れる。
一般的な眼鏡とは異なり、スマートグラスのレンズ前面はほぼ平面だ。光学部品が組み込まれているため独特の反射になっているが、実際には気づく人は驚くほど少ない。
設定はスマホ用アプリから 中国ではQRコード決済との連携も
設定や管理はスマートフォンアプリから。Rokidの操作はメガネの右側テンプルに仕組まれた1個のボタンとタップ&スライドするタッチセンサーや音声指示でする。
翻訳や通知だけでなく、AI関連機能も細かく設定できる。将来性を感じたのは決済機能だ。現時点では日本国内ではまだ利用できないが、中国ではQRコード決済との連携も始まっている。
店頭のQRコードを見て「支払って」と言うだけで決済する未来は、そう遠くないのかもしれない。技術的には問題なさそうなのでPayPayなどへの展開にも期待したい。
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