スピーカーとカメラの搭載はやはり大きい
SNSにアップする動画も簡単に撮影できる
さらにRokidはオーディオグラスとしても十分使える。
Even G2との大きな違いは、スピーカーとカメラを搭載している点。この2つの機能はスペック表では〇か×かの一行で終わる。しかし実際に使うと、その差は想像以上に大きい。実際に筆者がRokidで撮影した静止画や動画の一部をここで共有したい。
SNSやシンプルな記録なら画像品質は十分だ。Rokidを使い出してからわざわざスマホを取り出して撮影するシーンは大幅に減少した。なにより両手手ぶらの効果は絶大だ。そして筆者がRokidに惚れた理由も、まさにそこだった。
加えてRokidには超素晴らしい「AIショートカット」機能というものがある。
2本指でテンプルを長押しすると、あらかじめ登録した命令を実行できる。
筆者は、
「目の前のモノを見て説明して」
「外国語なら翻訳して」
「人や物なら何なのか教えて」
と登録している。これでまだ66文字だ。もっと複雑な指示も簡単にできる。
目の前のものについて、友だち感覚でAIとコミュニケーション
同じ景色を共有してくれるAIコンパニオンだ
実際に使ってみて気づいた。筆者は長い間AIアシスタントが欲しいと思っていた。しかし違った。筆者が本当に欲しかったのは「自分と同じ景色を見ながら会話できる友だち」だったのである。
目の前のモノを指差して「これ何?」と聞く。写真を見せる。音を聞かせる。説明する。そのときに相手のスペックを気にする必要もない。そんな人間同士なら当たり前の行為やコミュニケーションを、AI相手に実現したかったのだ。
スマートグラスの世界では、カメラの有無が議論になることが多い。筆者はプライバシーを重視する考え方も理解できる。ただ、Rokidのカメラは撮影装置というよりAIの感覚器官だと捉えている。だからこそEven G2との違いは大きかった。
Even G2は優秀なスマートグラスだった。軽く、美しく、周囲との摩擦も少ない。現在はエンジニアである娘婿の元で活躍しているはずだ。しかし筆者自身は、AIと同じ景色を見たかった。
Rokidは単なるディスプレイ付き眼鏡ではない。筆者にとっては、同じ景色を共有してくれるAIコンパニオンなのである。
次回は、このRokidを長時間、便利に支える独特なバッテリー戦略について紹介したい。

今回の衝動買い
・アイテム:Rokid スマートAIグラス フルセット
・購入:Makuake(https://www.makuake.com/project/rokid_aiglasses/)
・価格:10万9990円(Makuake限定21%オフ)
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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