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サッカーとテクノロジー〔FIFAワールドカップ2026〕 第1回

史上初の3カ国共同開催、48カ国が出場し60億人が見守る1カ月半の戦い

熱戦支えるテックの進化にも注目! 「史上最大」FIFAワールドカップがまもなく開幕

2026年06月10日 11時30分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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「FIFAワールドカップ2026」の優勝トロフィー

 2026年6月11日、いよいよ「FIFAワールドカップ2026」が開幕する。今回はアメリカ合衆国・カナダ・メキシコの北米3カ国をまたぐ共同開催。出場国は史上初めて48カ国に拡大され、試合数も104試合と過去最多。世界中で60億人以上が視聴するとも言われる今大会は、あらゆる意味で“史上最大のワールドカップ”になる。

3カ国の共同開催、試合は16会場で――北米を縦断する1カ月半

 今大会の特徴は、米国・カナダ・メキシコによる史上初の3カ国共同開催だ。2002年のワールドカップが、日本・韓国の共同開催だったことを覚えている方も多いだろう。複数国による共同開催はそれ以来であり、実に24年ぶりとなる。

 試合が行われる都市は、米国11都市、メキシコ3都市、カナダ2都市の計16都市に広がる。ニューヨーク、ロサンゼルス、ダラス、マイアミ、シアトル、サンフランシスコ、ヒューストン、ボストン、アトランタ、バンクーバー、トロント、メキシコシティ、グアダラハラ、モンテレイ――。北米大陸を縦断するスケールの大会が、6月11日から7月19日の39日間にわたって展開される。

開催都市は北米大陸全体に広がる(出典:FIFAワールドカップ公式サイト

開催を前に各都市の準備も進む(左:米国・アトランタ、右:カナダ・バンクーバー)

出場国は1.5倍に、史上最多の48カ国が参加

 出場国数も、前回大会の32カ国から1.5倍の48カ国に拡大する。欧州が16カ国と最多で、次いでアフリカの10カ国、アジアの9カ国が出場枠を獲得した。出場枠の拡大によって、カーボベルデやキュラソー、コンゴ民主共和国など、初出場の国や久々の出場となる国も多く含まれている。その一方、強豪国がひしめく欧州では、イタリアなどのサッカー大国が予選落ちするという波乱も起きている。

 グループリーグは4チームずつ12組で構成され(前回カタール大会は8組)、各組の上位2チームと3位の成績上位8チームが決勝トーナメントに進出する。試合数は64試合から104試合に増え、優勝するには8連勝が必要になる。

大会を支えるテクノロジーも「史上最大」に進化

 今大会は、大会規模だけでなく舞台裏のテクノロジーも進化している。FIFA初の公式テクノロジーパートナーとなったLenovoでは、AIによる選手の3Dアバター再現、すべてのチームに提供される戦術分析AIツール「FIFA AI Pro」、フィールドを駆ける審判のボディカメラ映像を安定させる「Referee View」など、試合の内外でAIソリューションを展開する。

 60億人が見守る、史上最大の舞台。その裏側を支えるテクノロジーについては、本シリーズで詳しくお伝えしていく。いよいよキックオフだ。

■日本代表の試合日程は? 初戦の相手はオランダ

 “サムライ・ブルー”ことサッカー日本代表は、8大会連続・8度目のワールドカップ出場だ。今大会の合言葉は「最高の景色を2026」。すでに発表されている26人のメンバーで、未到のベスト8達成、さらにはその次へと挑む。

 日本代表は、オランダ・チュニジア・スウェーデンと同じ「グループF」に入った。試合日程(日本時間)と試合が行われる都市は次のとおりだ。

・日本 対 オランダ 6月15日(月)午前5:00 ダラス(アメリカ)
・日本 対 チュニジア 6月21日(日)午後1:00 モンテレイ(メキシコ)
・日本 対 スウェーデン 6月26日(金)午前8:00 ダラス(アメリカ)

 グループFの4カ国中、最新のFIFAランキング最上位はオランダの8位。一方の日本は18位で、相応の差がある。ただし、データ会社のOptaは「オランダが首位突破の本命だが、それを覆しうるチームがあるとすれば日本だ」と評価しており、日本代表のグループステージ突破への期待は高い。

 世界のスター選手が勢揃いするのも、ワールドカップならではだ。優勝候補の筆頭はFIFAランキング2位のフランスで、エムバペ、デンベレら群を抜くタレントがそろう。そのフランスと同じグループIには、得点力のあるハーランドを擁するノルウェーがいる。“エムバペ対ハーランド”が実現するのは、6月26日の試合だ。

 ほかにも、前回大会でそのフランスを制し、連覇を狙うアルゼンチン(グループJ)には、6度目の出場となるメッシがいる。同じく6大会出場はポルトガル(グループK)のロナウド、世界で最も稼ぐスポーツ選手だ。ポルトガルのお隣、スペイン(グループH)にはヤマル、ペドリなどの注目選手がいる。

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