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みやさとけいすけの工具探検隊 第133回

裏ブタ、どう開けてる? 分解作業で手放せなくなった「コジアケ」

2026年06月01日 18時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス/ASCII

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 これだけ薄くても靭性が高いため、力を入れても刃先はまず欠けません。また、強度もあるため曲がりにくく、力を伝えやすいといういのもメリットです。つまり、わずかな隙間に突っ込み、そこから刃先で持ち上げて開ける、といった動作に向いています。

刃先が上部なので、折れずに力を入れられます。時計を開けるときは、ほぼこちらがメイン

 もうひとつのベークライト柄の方はというと、刃が約1mmとさらに分厚いのが特徴です。刃先が研がれて薄くなっているというのは同じですが、大きな違いは、表面がツルツルに磨かれていること。

手前から奥まで、刃の全体がツルツル。指先が鏡のように映っています

 これが威力を発揮するのは、ダボとピンではめ込みになっているケースの分解です。とっかかりの隙間は必要ですが、刃先さえ入ってくれればOK。刃が滑らかなので押し込むだけで刃がヌルっと入っていき、刃の厚みがいい感じに隙間を広げてくれます。ひねってこじ開ける必要もないので、傷も最小限ですむのがメリットです。

刃の厚みが約1mmあるので、押し込むだけで隙間が広がります

 どちらも単体で使うということはあまりなく、2つを同時に使うことが多いです。ツメで止まっているケースの場合は真鍮柄の方で隙間を作ってベークライト柄の方を差し込み、ツメの位置を確認しながら、その近くに再び真鍮柄の方を滑り込ませて外す、といった感じです。

 ダボとピンではまっている場合も同様に、刃先が細い真鍮柄の方でとっかかりとなる隙間を作り、そこからベークライト柄の方を差し込んで隙間を広げるというパターンが多いです。ピンが深く刺さっている場合は、ひねって隙間を広げることもあります。

 どちらも刃先の幅が約9mmとそれなりにあるので、力が分散されやすくなっています。ピンポイントに力がかかり、差し込んだところがガタガタに凹んでしまうことが少ないのも気にっています。

●接着してある場合でも強引に割り開けられる

 モノによっては接着されていて、ケースが開けられないという場合もあります。そんな時でも、このコジアケが活躍。とくにベークライト柄の方は刃が厚くて丈夫なので、無理やり隙間からねじ込み、ひねってバキバキと割り開けることができます。柄の形が扁平なので、ひねりやすいのもいいところです。

結構平たいのでひねるときも空回りせず、力を入れやすい形です

 持ち方などはとくに決まっているわけではないので、使いやすいよう好きに持てばいいでしょう。参考までに、自分の持ち方を紹介しておきます。

 真鍮柄の方は、折り曲げた中指の上に置いて親指で押さえる形。人差し指の付け根で押すようにしているので、手に対して横向きに持つ感じです。これだと人差し指がフリーになるので、コジアケの先端がズレないよう支えたりもできます。

人差し指の付け根で押すので、指先はフリーに。対象との固定に使うこともあります

 ベークライト柄の方は、真鍮柄よりもガッツリ握っています。中指と人差し指で下側を支え、上から親指で押さえるような形です。押すときは親指の付け根を使うのでかなり力を入れやすく、しかも、持ち替えることなく左右どちらにもひねれます。

力を入れやすく、ひねるのもやりやすい持ち方です

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