電子工作において、まず最初に購入するといっても過言ではない計測器が、マルチメーター(テスター)。電圧や電流、抵抗といった回路の基本となる値を測るための機器で、回路のチェックや動作確認で活躍してくれます。
マルチメーターに求める性能は用途で変わりますが、電子回路の制作で使う場合は、正確な値を測るというより、大雑把な値の確認に使う方が多いです。具体的には、電源電圧が5Vあるか、出力側にちゃんと電圧が出ているか、ダイオードの向きや抵抗値といったパーツの確認、はんだ付けで結線ミスがないか、といったようなチェックですね。
●テスターは“安物で十分”な場面も多い
こういった用途では精度はあまり求められないため、廉価なものでも十分。そのため、普段は廉価モデルを使い、細かく正確な値が知りたい時だけ高価な高精度モデルを使う、といったような使い分けをしている人も多いでしょう。
今回紹介する「ANENG A3006」は、そんな普段使いにピッタリな廉価モデル。Amazonのマケプレだと2000円前後とそこまで安くないですが、AliExpressではセールと重なると100円くらいで買えたりすることもある激安品です。
最大の特徴は、一般的な「本体+テストリード2本」という構成ではなく、「ペン型本体+テストリード1本」となっていること。細身の本体を手にもって使うというのが大きな違いです。
測定した値は手元の画面に表示されるため、視線を大きく動かさなくても確認できるのがいいところ。基板上のテストポイントや部品を次々確認していきたい、といったシーンでは強いです。
廉価モデルといっても機能は多く、直流電圧測定、交流電圧測定、抵抗測定、導通テスト、ダイオードテスト、静電容量測定、周波数測定、非接触電圧検知、検電器機能が可能です。また、性能も4000カウント4桁表示と、廉価モデルとしては高め。
このA3006について、詳しく見ていきましょう。
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