「ahamoだけ遅い」は誤解、全部遅い
そもそも、ahamoのビジネスモデルは「使ってもらってナンボ」という設計だ。
Ahamoには30GBで月額2970円のプランに加えて「ahamo大盛り」というオプションが存在する。月額1980円で80GBが追加される。つまり、110GBで月額4950円になる計算だ。
キャリアとしたら、一人あたり2970円しか稼げないよりも、4950円稼ぎたいと思うのが当然だ。にもかかわらず、ahamoに通信制限をかけて、あえて遅くするようにするなんて考えられないではないか。
むしろ、頭の良い経営陣であれば、ahamoを爆速にして、一瞬でデータ容量を溶けるようにして、大盛りや上位の使い放題プランである「ドコモMAX」に切り替えてもらうというのが正しい経営ではないか。
そう考えると「ahamoをあえて遅くしている」なんてことはあり得ないということがわかってくる。
2026年5月8日にNTTドコモは決算会見を開催。せっかくなので、前田義晃社長に「SNS上でahamoをあえて遅くしているなんて話が出ているが、そんなことはあり得るのか」と直接、質問をぶつけてみた。
すると前田社長は「それはないです」とすぐさま否定。さらに「あの噂だけはどうにかならないかと思っている」と困惑の表情を浮かべていた。
つまり、「ahamoだけ遅い」というのではなく、NTTドコモが提供している全ての料金プランで「遅い」ということが言えるのだ。
そもそも、SNS上で「ahamoが遅い」といっている人は、ahamoを契約しているスマホと、ドコモMAXを契約しているスマホを並べ、同時にスピード測定アプリでネットワークの品質を比較したわけではないだろう。あくまで、ahamoが入ったスマートフォン単体での「感想」であるはずだ。
それが一人歩きして「ahamoが特に遅い」ということになったようだ。
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