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Mr.ウォーカー玉置泰紀が厳選! おすすめスポット/アイテムベスト5 第8回

【決定版・東京の百低山&超低山ベスト5】こんなに低いのに、“山”!? 都会のド真ん中から離島まで、GWに行きたい東京の低山巡りスポット

2026年05月03日 12時00分更新

文● 玉置泰紀(エリアLOVEウォーカー総編集長)

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高尾山駅からの絶景 夏の自然風景

都内で“山の魅力”を楽しんでみませんか

 新緑が目に眩しいこの季節、遠出もいいが、都内でゆったりと「山」を楽しんでみるのはどうだろうか。

 東京にはコンクリートのジャングルだけでなく、素晴らしい名山が点在している。今回フォーカスするのは、ガチの登山装備を必要としない「百低山(ひゃくていざん=標高が低くても歴史・文化が詰まった名山)」と、まちなかの「超低山」だ。

 酒場詩人・吉田類氏が案内役を務めるNHKの人気番組『にっぽん百低山』をご覧になったことがあるだろうか。番組が掲げる「山高きが故に貴(たっと)からず」という言葉の通り、山が低いということは、それだけ人々の生活や歴史、信仰に密着してきた証拠でもある。頂へのアプローチは、そのまま先人たちの暮らしの足跡を辿り、街の記憶を読み解く知的な旅になるのだ。

 散策のお供には、低山の魅力を世に知らしめた小林泰彦氏の名著『日本百低山』(文春文庫)をおすすめしたい。味わい深いイラスト満載で、ビジュアルから山の楽しみ方を学べる一冊だ。

日本百低山 標高1500メートル以下の名山100プラス1 (文春文庫)

 さらに、わずか数十メートルの「登頂」を街中で楽しむユニークさを教えてくれる中村みつを氏の『新装版 東京まちなか超低山』(ぺりかん社)や、低山トラベラー・大内征氏の『低山トラベル』(二見書房)、あるいは吉田類氏の番組書籍などをパラパラと眺めておくのもいいだろう。山に隠された物語を知ることで、ただのウォーキングが極上のエンターテインメントへと昇華するはずだ。

新装版 東京まちなか超低山[デジタルプリント版]: 50メートル以下、都会の名山100を登る

 江戸の奇祭、アニメの聖地、そして離島の神話まで。今回は「行きやすさ・上りやすさ」の5つ星評価も加え、東京の自然をディープに味わうベスト5を厳選したぞ!

東京の低山巡りが「時空を超える体験」になる3つのポイント

1. 地形と信仰が織りなす「江戸のレイヤー」を歩く

 東京の低山には、古くからの信仰が色濃く息づいている。山頂に鎮座する神社、修験道の歴史、そして江戸の街を守るための防火信仰。江戸時代から続く祈りとレジャーの道を現代の私たちがそのまま歩けることこそ、東京の山の最大の魅力だ。地形に刻まれた歴史のレイヤーを読み解きながら歩を進めてほしい。

2. 都会のド真ん中から離島まで「高低差と多様性」を楽しむ

 東京という自治体は、驚くほど多様な地形を持っている。標高わずか20m台の都心の超低山から、多摩の900m級、そしてフェリーで向かう離島の500m級まで。同じ「東京」でありながら、これほどダイナミックな高低差と景観のグラデーションを体感できる都市は世界でも稀である。

3. 神話やアニメの聖地で「メタ観光」を満喫する

 美しい自然は、常に物語の舞台となってきた。国民的アニメの聖地から、江戸時代の武勇伝、古くから伝わる神々の神話まで。ただ山頂を目指すだけでなく、スマホ片手に「あの物語の場所だ!」と重層的な情報を重ね合わせるメタ観光こそ、現代の粋なアウトドアの楽しみ方といえる。

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