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Mr.ウォーカー玉置泰紀が厳選! おすすめスポット/アイテムベスト5 第7回

【決定版・東京の滝と渓谷ベスト5】都会の秘境はマイナスイオンがいっぱいだ! GWに行きたい東京「滝と渓谷」を厳選!

2026年05月03日 12時00分更新

文● 玉置泰紀(一般社団法人メタ観光推進機構理事)

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東京都あきる野市 秋川の渓流

今回のテーマは、東京の滝と渓谷!

 前回の「ディープな水辺・水門」に続き、今回は新緑の季節にふさわしい「自然の水辺」、すなわち「滝と渓谷」をテーマに紹介したい。

 実は筆者は、かつて『九州ウォーカー』や『関西ウォーカー』の編集長を務めていた時に、夏の号で「滝と渓谷」特集を大々的に仕掛けたことがある。これが飛ぶように売れて大反響を呼び、ついには全国のウォーカー誌における夏の“鉄板企画”へと定着していったのだ。それほどまでに、日本人は水辺の涼とマイナスイオンを愛してやまないのだろう。

 東京にはコンクリートのジャングルだけでなく、驚くほど美しい滝と渓谷がある。ガチの登山装備が必要なアルプスではなく、日帰りでサクッと行けて、圧倒的なマイナスイオンを浴びられるスポットだ。

 散策のお供には、水辺の解像度をぐっと上げてくれる本をおすすめしたい。たとえば、写真家・北中康文氏による名著『日本の滝〈1〉東日本661滝 (ヤマケイ情報箱)』(山と溪谷社)や、臨場感あふれるエッセイ『滝王国ニッポン』(枻出版社)を読めば、滝の成り立ちや地質的な面白さに気づくはずだ。

日本の滝〈1〉東日本661滝 (ヤマケイ情報箱)

 さらに、元国土交通省の竹村公太郎氏による『日本史の謎は「地形」で解ける』(PHP文庫)などで、日本のインフラと川が織りなす歴史を頭に入れておけば、台地を削って生まれた東京の渓谷のダイナミズムがより立体的に見えてくるだろう。本に隠された物語を知ることで、ただの散策が知的なエンターテインメントへと昇華するのだ。

 もちろん、ただの自然紹介では終わらない。江戸の歴史、古くからの信仰、そしてアニメや映画が交差する「メタ観光」の視点で、東京の自然をディープに味わうベスト5をお届けするぞ!

日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)

東京の自然巡りが「時空を超える体験」になる3つのポイント

1. 地形と信仰が織りなす「江戸のレイヤー」を歩く

 東京の滝や渓谷には、必ずと言っていいほど「古くからの信仰」が息づいている。滝行が行われた修験の場、渓谷の岩場に彫られた仏像、水神を祀る社。江戸時代から続く山岳・水神信仰や、文人墨客が愛した風景を現代の私たちがそのまま歩けるという事実こそが、東京の自然の最大の魅力だ。

2. 都会のド真ん中から奥多摩まで「高低差(スリバチ)」を楽しむ

 自然=奥多摩だけではない。23区内にも立派な「渓谷」が存在する。台地を川が何万年もかけて削り出したダイナミックな地形の起伏。マイナスイオンを浴びながら、東京というダイナミックな高低差のグラデーションを体感してほしい。

3. アニメや文学の聖地で「メタ観光」を満喫する

 美しい水辺は、常にクリエイターたちの想像力を掻き立ててきた。サスペンスドラマの定番ロケ地から、文豪や画家が愛した風景、特撮作品の舞台まで。ただ自然を眺めるだけでなく、スマホ片手に「あのシーンの場所だ!」と物語を重ね合わせるメタ観光こそ、現代の粋なアウトドアの楽しみ方である。

次ページ:東京都内で歩いてみたい! 「滝と渓谷」おすすめランキング
 

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