これは欲しい……A80スープラのダッシュボード、純正で復活へ 現代素材で復刻

文●モーダル小嶋/ASCII

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 トヨタ自動車は3月23日、GAZOO Racing(GR)の「GRヘリテージパーツプロジェクト」として、A80スープラ用のインストルメントパネルを復刻すると発表した。発売は2026年秋ごろを予定しており、4月10日から開催される「オートモビルカウンシル2026」への出展も予告している。

「走る」部品だけでなく、内装にも広がる復刻の流れ

 GRヘリテージパーツプロジェクトは、すでに廃番となった補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組み。「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というユーザーの思いに応えるもので、現在は全8車種で300点以上の部品を復刻、再販売しているという。今回、復刻生産が決まったのはA80スープラ用のインストルメントパネル1点。

 これまで同プロジェクトでは、「走る・曲がる・止まる」に関わる機能部品の復刻と販売を優先してきた。一方で、ダッシュボードをはじめとする内装・外観部品についても要望は多く、十分に応えきれていなかったとする。

 トヨタは今後、機能部品だけでなく、愛車をよりよい状態で維持するための内装・外観部品についても、復刻と販売に広く取り組む考えを示した。

当時の質感を残しつつ、材料は現代仕様に

A80スープラ インストルメントパネル(今回の復刻部品は明るい部分のみ)

 今回復刻されるインストルメントパネルは、すでに販売中のメーター周辺部品と組み合わせることで、ステアリング上部から助手席側にかけてのA80スープラのダッシュボードを構成する部品のひとつとなる。トヨタは、当時の基本設計を踏襲しながらも、最新の技術や工法、材料を取り入れるとしている。

 ダッシュボードはフロントガラス越しに長時間日光を受けるため、経年劣化による表皮の縮みやひび、割れが起きやすい部位だ。

表皮のシボ加工も、オリジナル部品を忠実に再現

 今回の復刻品では、当時の質感を忠実に再現しながら、材料を現代のものに置き換えることで、課題だった耐久性にも配慮したという。さらに表皮のシボ加工についても、向きに至るまでオリジナル部品を忠実に再現し、車両に組み付けた際に自然に仕上がるよう製造するとしている。

 発売後は、通常の純正部品や既存のGRヘリテージパーツと同様に、全国のGR Garage、トヨタ系販売店、ジェームス各店舗で購入できる予定で、車両への取り付けにも対応する見込みだ。

オートモビルカウンシル2026でレストア車両も披露へ

 このインストルメントパネルは、4月10日から12日に幕張メッセ国際展示場で開催されるオートモビルカウンシル2026のトヨタブースで展示予定だ。会場では、この発売予定部品を含むGRヘリテージパーツを用いてレストアしたA80スープラも展示するという。

A80スープラ

 あわせて、GR Garage水戸けやき台でレストアを行ったスプリンタートレノ(AE86)や、プロジェクト対象車種ではないものの、スポーツカー部品の永続的な供給という考えを共有する車両としてLEXUS LFAも展示する。

 さらに、6月発売予定の4A-GEエンジン用シリンダーヘッド/シリンダーブロックや、今後復刻予定のオイルパンバッフルプレートなど、GRヘリテージパーツのラインアップも多数展示する予定としている。

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