【JSTnews3月号掲載】NEWS&TOPICS 開催報告/戦略的創造研究推進事業 情報通信科学・イノベーション基盤創出(CRONOS)
情報通信科学分野の革新的技術の創出を見据え、JSTと情報通信研究機構(NICT)が業務連携
2026年03月12日 12時00分更新
私たちの生活や経済活動を支える情報通信技術は、日本の持続的成長に欠かせない基盤です。JSTの情報通信科学・イノベーション基盤創出(CRONOS)は、Society5.0以降を見据えた革新的な技術創出に取り組み、情報通信研究機構(NICT)は、Beyond 5G時代を見越してネットワークやプラットフォームの技術検証・社会実証を可能にする「NICT総合テストベッド」を産学官に提供してきました。テストベッドとは、新しい技術やシステムを試すための実験環境のことです。
こうした中、JSTとNICTは1月27日に「NICT総合テストベッドと戦略的創造研究推進事業CRONOSの業務連携・協力に関する協定書」を取り交わしました。この連携により、CRONOS研究者がNICTのテストベッドを円滑に活用できる体制が構築されます。具体的には、NICTがCRONOS研究者向けのテストベッド利用スキームを整備し、手続きの簡略化やリソースの優先的な割り当てなどを行います。さらに、両者によるシンポジウムやワークショップの開催などを通じて、イノベーションにつながる有望な研究課題や成果の発掘、およびそれらの推進・展開に向けた情報交換や支援を手がけます。
この協定により、双方のこれまでの取り組みを有機的に連携させ、情報通信分野における基礎研究から社会実装まで一貫した研究開発を推進し、日本の情報通信技術の強化と社会変革につながる成果の創出を促進します。なお、CRONOSでは3度目となる新規研究プロジェクトの募集を2026年3月に開始します。詳細は下記募集ページに掲載中です
https://www.jst.go.jp/kisoken/cronos/koubo/2026/index.html
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第98回
TECH
集団内の多様性と同調が、危機の回避に役立つ――ハエの行動から探る「集団の力」 -
第97回
TECH
酵素遺伝子の喪失がカギとなる、大腸菌がカメムシ共生細菌へ変化する仕組み -
第96回
TECH
カムチャツカ半島沖での25年の観測で、北太平洋西部亜寒帯域の変化が明らかに -
第95回
TECH
加齢に伴う血液の変化が大動脈瘤を悪化させる仕組みを解明 -
第94回
TECH
低温でのアンモニア分解性能を向上、水素利用技術の進展に期待 -
第93回
TECH
拘束しない認知症ケアを目指す、現場に寄り添った行動検知システムを開発 -
第92回
TECH
太陽光発電のシリコンを使って有用物質合成 CO₂排出とパネル廃棄の問題を同時解決可能 -
第91回
TECH
72時間前の洪水予測で「洪水を災害にさせない」社会の実現へ -
第90回
TECH
光を吸収した分子が生み出す電流を原子レベルで計測、エネルギー変換技術の進展に期待 -
第89回
TECH
スーパーコンピューターを使って台風の急発達を再現、強度予測の改善へ -
第88回
TECH
コンクリート製のインフラの維持管理に役立つ、高性能の超音波検査技術を開発 - この連載の一覧へ








