「生成AIの導入が進んで、仕事が効率化された」「生成AIのおかげで仕事がラクになった」と耳にする機会が増えている。たしかに生成AIは非常に便利で、使い方次第では、従来考えられなかったような効率・速度で仕事を進めることも可能になった。
実際、とある調査では、生成AIを活用したタスクでは、作業時間が平均で16.7%も削減されたという。だが一方で、実際に「業務時間の減少」を実感したのは、利用者のわずか約4人に1人にとどまるという結果も出ている。
利用状況を詳しく見ると、生成AIを業務で使う人は推計で約1840万人。割合にして32.4%に達した。ただし、「週4日以上使う」と回答したヘビーユーザーは1割強に過ぎず、まだ多くの人にとってAIは「補助ツール」の域を出ていない傾向も見える。
「AIが仕事を速くする」「AIは仕事を変え始めている」は真実かもしれない。しかし実態としては、“うまく使いこなせている”少数派のみがその恩恵を感じている状態が続いているようだ。「使っている」と「うまく使えている」のあいだには、壁があるのかもしれない。
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