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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第210回

市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 11月15日~11月21日

生成AI普及後も「IT技術者採用は減らない」が約8割/今後5年で倍増のデータセンター電力消費、3分の2は米国・中国、ほか

2025年11月25日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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[IT投資][AI] 2025年度のIT投資インデックス、19年ぶりの過去最高更新(アイ・ティ・アール、11月18日)
・2025年度(2025年4月~2026年3月)のIT予算を増額する企業は47%で過去最高
・2年連続で過去最高値を更新、2024年度からさらに3ポイント増
・重視するIT課題は「システム性能・信頼性向上」がトップ、「守り」課題の意識も高まる

 国内企業のIT投資動向に関する年次調査。2025年度にIT予算を「増額」した企業は半数近く(47%)に及び、過去最高だった昨年度からさらに3ポイントの増加となった。2026年度も同水準での推移を見込む。大きな変化が見られたのは「2026年度にIT戦略として重視する課題」。課題のトップに「システムの性能や信頼性の向上」(昨年調査で6位)が挙がり、昨年1位だった「デジタル技術によるイノベーションの創出」は2位に。また、新規導入可能性のある企業IT関連製品/サービス(全110項目)については、1位が「AI/機械学習プラットフォーム」、2位は「AI支援開発」となった。

 ⇒ ITRが独自に算出する「IT投資インデックス」(企業のIT投資意向を-5.0~+5.0の数値で表現)は、5年連続で上昇し「4.10」に。これは過去最高値(2026年度の3.88)を上回る数字であり、IT投資への機運が非常に高まっていることが分かります。引き続き2026年度も、AIの業務適用などのDX推進、クラウドサービス利用料や人件費上昇などを背景に、IT予算の増額基調が継続するとの予測です。

国内企業のIT予算額の増減予想 2024~2026年度(出典:ITR)

「IT投資インデックス」の推移。2025年度(実績値)は「4.10」で過去最高値を更新した(出典:ITR)

2026年度に重視するIT戦略上の課題。「システムの性能や信頼性の向上」がトップ回答(出典:ITR)

2026年度に新規導入/投資増額が期待される製品/サービス。上位をAI関連が独占(出典:ITR)

[行政][自治体DX] 行政手続きの面倒な点トップは「窓口に行く必要がある」、給付金受取にも不満(デジコ/DIGITALIO、11月19日)
・行政手続きの不満トップは「窓口に行く必要がある」4割、シニア層は対面が負担
・スマホ所有率は70代でも約8割に達し、オンライン手続きの利用環境は整っている
・若年層は、オンライン申請/受け取りを「銀行振込並みに便利」と評価

 全国の20~70代を対象に実施した自治体DXに関する意識調査。行政手続きの「面倒なイメージ」、トップ3は「窓口に行く必要がある」(42.5%)、「手続きが複雑」(38.8%)、「書類記入・押印が多い」(37.1%)。給付金の受け取りについても、過半数(58.2%)が「銀行口座情報の入力・確認手続き」に不満を持っている。給付金については、手続きの面倒さに加えて「受け取りまでに時間がかかる」(26.1%)も不満のポイント。一方で、オンラインでの給付金申請や受け取りに「特に不安はない」が41.3%を占める。

 ⇒ スマートフォン所有率は全体で約9割(88.8%)、70代でも約8割に達しており、オンラインでさまざまな行政手続きや給付金受け取りができる環境は整っています。DXの推進で“行政手続き=面倒”のイメージを払拭していけるでしょうか。

行政手続きで想起される面倒なイメージ、トップは「役所の窓口にいく必要がある」(出典:デジコ/DIGITALIO)

付金や還元施策で不満に思うことは「受け取る手続きが面倒」がトップに(出典:デジコ/DIGITALIO)

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