このページの本文へ

あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞 2025 第164回

ケンコー・トキナー「多機能防災ラジオ KR-020AWFSE」

【防災対策】一家に1台なら絶対このラジオ! 手回し充電でスマホにも給電できる優等生だ!

2025年10月29日 19時00分更新

文● ドリまつ/ASCII 編集⚫︎ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ここからは、KR-020AWFSEが持つ機能性をメリットとして掘り下げていきます、機能面ではシンプルですが、災害用ラジオとしてだけでなく、アウトドアや外出時、日常使いでも面白い多機能モデルです。

KR-020AWFSEを購入する3つのメリット

ポイント(1)多彩な機能を持ちながら手を出しやすい価格設定

 多機能ラジオであり、AM/FM受信、LEDライト、SOSサイレン、手回し発電、USB給電など多彩な機能が揃っています。直販価格は6050円で、定番のソニー「ICF-B300」の直販価格が1万9800円であることを考えると、かなり抑えた価格設定だと言えます。これから災害対策をしようと考えている初心者が取り入れやすい選択肢である点は魅力でしょう。

多機能防災ラジオ KR-020AWFSE

価格に対して機能が多彩で取り入れやすいラジオ

YouTubeでケンコー・トキナー「多機能防災ラジオ KR-020AWFSE」のレビュー動画を見る

ポイント(2)3種類の電源に対応、災害時やアウトドアで利便性が高い

 内蔵バッテリーに加え、単4形乾電池×3本、手回し充電という3種類の電源に対応している点は充電ができない場所や停電時などで強みを発揮します。また、内蔵バッテリーを使ってスマートフォンに給電することも可能です(ただし、乾電池からの給電はできません)。災害時にスマホのバッテリーを補助できる貴重な機能です。

多機能防災ラジオ KR-020AWFSE

スマホも給電できる。災害時は貴重な機能

ポイント(3)LEDライトとSOSサイレン付き

 貴重な情報源となるラジオだけでなく、夜間に役立つライトとして機能を維持できるのもメリットです。本体には明るさ280ルーメンのLEDライトが搭載されており、停電時やアウトドア環境で周囲が暗くなった場合でも、視認性を確保できます。

 また、SOSモードで大音量のサイレンを鳴らす機能も備えているので、緊急時は援助を呼ぶ手段として使えます。こうした非常装備を備えておくことで、災害時に安心できる備えを持っておくことができます。

LEDライト(写真左)とSOSサイレン(写真右)

購入時に注意したい2つのポイント

自動プリセット機能などはなく、ラジオは機能は最小限

 ワイドFMには対応していますが、アナログのダイヤルを回して手動で周波数を合わせるタイプとなるなど、ラジオの機能はシンプルです。自動プリセット機能やよく使う周波数帯を記録する機能は持っていないため、聞く局が決まっていて、素早く周波数を切り替えたい場面では少し手間に感じるかもしれません。

多機能防災ラジオ KR-020AWFSE

受信設定などをアナログで合わせないといけないのは物足りないかも

手回し充電は緊急時の機能と割り切ろう

 充電ができず、電池も手に入らない緊急時に手回し充電機能が使えるのは有用です。ただし、電力量には限界があるため、緊急時の機能と割り切った方が良さそうです。充電速度は手で回す回数や速度に依存し、長時間使える電力を確保するには相応の労力が必要です。災害時の備えとするのであれば、USB充電ができる機器や乾電池などの備えもあった方がいいでしょう。

多機能防災ラジオ KR-020AWFSE

手回し充電はやや非効率なので、USB充電や乾電池の備えもちゃんとしたほうがいいかも

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII倶楽部

注目ニュース

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン