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あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞 2025 第145回

デル「Dell 14」

【コスパ良】Ryzen搭載で低価格/高性能を両立するDellの新エントリーノートPC

2025年10月09日 17時00分更新

文● イチ/ヤマ/ASCII 編集⚫︎ASCII

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 Dell 14はAMDのRyzenシリーズを採用しています。下位モデルは普段使いに十分なRyzen 200シリーズ、上位モデルはAI性能が高いRyzen AI 300シリーズが搭載されており、「最低限の機能で、出費を押さえたい」という人から「性能に少し余裕がほしい」という人まで、それぞれが選びやすいということになります。

 ここでは、このPCの良いところ3つと、気をつけたい点を2つにまとめてご紹介します。

Dell 14を購入する3つのメリット

ポイント(1)安くても安心して使える性能

 Dell 14はコスパの高い製品です。8万円台から手に入る下位モデルはRyzen 5 220やRyzen 7 250といった最新世代のCPUを搭載しています。Ryzen 5 220搭載モデルを試用しましたが、ネットや動画視聴、資料作成など基本的な作業をこなすには十分な性能です。とりあえず頭を悩まさずに安いグレードから始めたいと考えても、特に困らないと思います。

 さらに、上位のRyzen AI 300シリーズはAI処理に強いNPUを搭載しているので、今後拡大していくローカルAI対応のアプリや、WIndows 11のAI機能を快適に使える準備が整います。また、ディスプレーもFHD+の解像度(非光沢仕上げ)で見やすくなっています。

ポイント(2)メモリーを後から増設できる安心感

 Dell 14はスロット式のメモリーになっていて増設が可能です。最初は16GBで十分だと思っていた人も、複数のアプリを同時に動かしたり、ブラウザーで大量にタブを開いたりするようになると、物足りなく感じるかもしれません。そのときに自分でメモリーを追加できるのは安心材料です。

 入学してから卒業するまで同じPCを使い続けたいと考えている大学生などにもメリットがあります。

ポイント(3)接続端子が豊富で困らない

 インターフェースも充実しています。1kg以下のノートも増えてきましたが、薄型の筐体で「超ミニマムな設計!」にした結果、USB Type-Cだけしかないものも多くあります。Dell 14は。通常のUSB、USB Type-C、HDMI、SDメモリーカードスロットまで揃っているので、ほとんどのシーンで変換ケーブルやドッキングステーションなしで使えます。

 これは外出先でのプレゼンや、写真を撮る人にとって魅力的ではないでしょうか。また、テレワークやオンライン授業が多いという人には、フルHDカメラや物理シャッター付きの上位モデルもあります。

 「端子不足で周辺機器がつなげない」というストレスや「もしものためにケーブルやアクセサリーを持ち運ぶ」という負担がないのはいいところです。

購入時に注意するべき側面

下位と上位で質感がけっこう違う

 価格帯が広いぶん、モデルごとの差も大きいのがDell 14の特徴です。

 下位モデルはプラスチック筐体でカメラも720p、キーボードのバックライトもありません(実用面では問題ありませんが、ちょっとチープに感じる面もあります)。

 上位モデルはアルミ素材のため、見た目も剛性もアップします。カメラはフルHDになり、指紋認証やキーボードライトなども装備しています。見た目や手触りを重視する人はこちらを選んだ方がいいでしょう。

Copilot+ PCにすべきかは自身の利用用途次第

 AI対応のCopilot+ PCモデルは魅力的ですが、Copilot+ PC対応の上位モデル(Ryzen AI 5 330搭載)の価格は13万8999円。一方、下位モデル(Ryzen 5 220搭載)の価格は8万4801円です。

 上位モデルでも十分安いですが、NPU搭載のCopilot+ PCモデルは日常用途が中心なら「そこまで必要かな?」と疑問に思う人も多いはず。現状、AI機能をフル活用するには、アプリやOS側の対応も前提になるので、まだ“お試し段階”に近い印象。単純に「性能が高いから安心」と割り切れる人以外は、よりコスパいいほうを選んでも問題はなさそう。

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