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Aladdin X「Aladdin X2 Plus」

【マジ憧れ】寝室が映画館になるAladdin X2 Plusプロジェクター

2025年08月24日 17時00分更新

文● 松永/ヤマ/ASCII 編集⚫︎ASCII

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 Aladdin X2 Plusは照明と一体化したプロジェクターです。天井に取り付けて、映像を壁に投入。出力の高いスピーカーも内蔵しているので、音も一緒に楽しめます。白い壁さえあれば、大画面を手軽に映し出せます。普段過ごしている部屋がまさに映画館に変わる。そんなスマートな照明&プロジェクターです。

 では、その使い勝手はどうでしょうか? 使って感じた魅力と注意したいポイントをまとめていきます。

Aladdin X2 Plusを使う3つのメリット

ポイント(1) 照明一体型のプロジェクター、動画サービスもアプリで使える

 本体はAndroidがインストールされていて、TVer、U-NEXT、Abema、Huluなどのアプリを通じて人気動画配信サービスを利用可能です。リモコン操作や音声入力にも対応しているため、スマホなしでもコンテンツを手軽に検索して視聴できます。リモコンは照明やプロジェクターのオン/オフと、メニュー操作を一括操作できるほか、照明の色温度の調節も可能です。寝る前に照明と映画がすぐ切り替えられるのは、映画好きにはたまらない利便性です。

吊り下げる蛍光灯などと同じように、中央の引っ掛かりを使って、シーリング金具に取り付けるだけで設置は完了です。

付属のリモコンからプロジャクターに投影するコンテンツを操作できる

 なお、テレビや外部機器の映像を投影したい人に向けた周辺機器も用意されています。ピクセラの「Xit AirBox」を使えばテレビ番組を視聴できますし、「Aladdin Connector2」を導入することでゲーム機やパソコン、Blu-ray Discプレーヤーの映像を投影することも可能です。さまざまなコンテンツを大画面でリビングに投影できるのがAladdin X2 Pllusのメリットなのです。

ポイント(2) BGMも気軽に流せる、ハーマンカードン製スピーカーによる高音質

 Dolby Audioにも対応した一体型スピーカーはハーマンカードン製です。8W+8Wと出力も十分に高いステレオスピーカーなので、天井からの音が部屋いっぱいに広がります。映画を見る際にも迫力があります。

暖色・寒色のLEDを混ぜ合わせることで、調色も可能です

 また、Wi-FiやBluetoothを使って、Spotifyなどのストリーミングサービスやスマホで再生中の音楽を再生することも可能。プロジェクターをオフにした状態で室内にBGMを気軽に流せます。常に音楽のある生活がいい、良質なスピーカーをリビングや寝室に置いておきたいという人にも嬉しい製品になっています。パーティーでカラオケなどをするのも楽しいかもしれません。

臨場感あふれる音を演出するスピーカー

ポイント(3) 最大120型の投影が可能、位置は上下に可動してフレキシブル

 引掛シーリングがあれば追加工事が不要なので、誰でも簡単に設置できます。投影については壁との距離に配慮する必要がありますが、上下最大32度の可動域と台形補正機能を持っているため、向きや角度をあまり気にせず壁にきれいに投影できる設計になっています。スペック上は最大120型の大画面投影に対応しているため、寝室で映画を楽しんだり、子供部屋でゲームをしたりする際にも便利です。

照明とプロジェクターが一体化した「Aladdin X2 Plus」

購入時に注意すべき側面

投影距離で画面サイズは変わる、解像度はフルHDまで

 カジュアルに大画面を楽しめるのがAladdin X2 Plusの魅力ですが、注意点もあります。まず映像出力はフルHD(1920×1080)までとなっており、4K映像には非対応です。映像の鮮明さや細部のくっきり感にこだわる人には、やや物足りなさを感じるかもしれません。

 また、画面サイズは投影距離で変わります。四畳半の正方形の部屋で中央に設置した場合の投影距離は1.5m。その場合の画面サイズは約87インチです。6畳の場合は1.82mで約100インチとなります。台形補正を活用して、斜めに投影(壁の左右に寄せた投影)をすることも可能ですが、逆の見方をすると、投影距離にあった面積の白壁(やスクリーン)を確保しておく必要があります。大きな窓があったり、書棚などを置いたりしている場合は映像が切れてしまうので、注意が必要です。また、投影距離が増えると、映像が投影される位置も下がります。

最大120型の大画面を投影可能ですが、6畳で100インチ程度が目安です

 購入時には部屋のレイアウトを確認する必要があります。とはいえどうしても壁が確保できない場合は、突っ張り棒を用意して白い布を垂らすなど、ちょっとした工夫で乗り切れるかもしれません。 

台形ゆがみ補正を利用することで、投影する角度や上下の位置などに合った映像を投影できる。

明るい日中では輝度が不足気味

 プロジェクターの輝度は900 ANSI ルーメンとなっており、照明は3800ルーメンと8畳までの広さに適した明るさ。スペックとしてはメモリー2GB、ストレージ32GBを搭載しています。夜に動画視聴や音楽再生を楽しむといった基本的な使い方であれば十分ですが、広すぎるリビングで、明るい昼間に使う場合は少し物足りなさを感じる面があるでしょう。こちらも、日中での使用であれば、遮光カーテンを引いて照明を落とすといった工夫が必要です。

 使う部屋は問いませんが、広さや外光の入り方がちょうどいい寝室で夜、映画を楽しむのに適した商品と言えるかもしれません。

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