このページの本文へ

あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞 2025 第80回

LG「Smart Monitor Swing」

テレビ要らない俺でも欲しい 家中自由な場所におけるLGのチューナーレステレビ

2025年08月03日 17時00分更新

文● イチ/HK/ASCII 編集⚫︎ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 リビングにででーんと居座って「動かせない」ことが普通だったテレビの概念が変わる。どこでも気軽につかえて、テレビ以上の機能を提供する新時代のチューナーレステレビがLGのSmart Monitor Swingです。

 USB-CやHDMIといった入力端子も装備しており、パソコンやHDDレコーダーなどを接続することが可能です。

 チューナーは内蔵していませんが、ネット接続に対応し動画も普通に見られます。「webOS」というLGのスマートOSが入っていて、YouTubeもNetflixも問題ありませんし、タッチパネルでゲームを楽しむことも。AirPlay2やMiracastでスマホの画面も投影したり、Bluetoothで音楽も流せます。

 つまり、別の機器を接続しない状態での活用も可能ということ。大画面を部屋の好きな位置に動かして、気軽に使うことができるのは大きな魅力です。

 ここからは、この製品のおすすめポイントと購入時にしたいポイントをまとめていきます。

Smart Monitor Swingを使う3つのメリット

おすすめポイント1:使いたいときだけ出して使える

 このチューナーレステレビの魅力は、なんといっても「片付けられるテレビ」であるという点です。一般的なテレビは一度設置すると動かすことがほとんどなく、部屋のスペースが狭くなったり、掃除がしにくく感じたりすることがあります。大画面は迫力がありますが、逆に存在感がありすぎて圧迫感を感じる人もあるかもしれません。

 一方、Smart Monitor Swingはキャスター付きで自立して簡単に移動できるため、見たいときにさっと出して、使い終わったら壁に寄せてスペースを空けることができます。これは部屋のスペースを有効活用したい人にとって、とても便利な特徴と言えそうです。

 キャスターで引いて動かせるのは、キッチンでの料理やトレーニングの際、リビングとは違う場所で動画をみたいという人にも便利です。

おすすめポイント2:机いらずでテレワークも快適

 テレワークをしている人にもSmart Monitor Swingはおすすめです。

 家族と一緒に過ごすマンションで、仕事だけに使う机を確保することは大変。そんなふうに感じている人はいないでしょうか?

 在宅ワークをしている人の中には、リビングやダイニングのテーブルを仕事と食事の両方に使っている場合もあると思いますが、このテレビをテーブルの向こう側や自分のそばにおいてノートパソコンにつなげば、広い画面で作業することができます。

 日中は広い画面で作業を進め、仕事が終わったら机の上のノートや書類を片して、家族で使うなんてことも簡単です。専用の机を用意しなくてよいことも、デスク周りがゴチャゴチャしくて済むことも本当に快適です。

 また、ディスプレーアームを使用しなくても、高さや角度を自分の姿勢に合わせて自由に調整できるので、デュアルディスプレーで作業したい場合や、視線が合わなくて首や肩が痛くなりがちな人にも合っていると思います。

 ノートパソコンをUSB-Cで接続すれば、映像出力と充電が同時にできるのも便利なポイントです。

ポイント3:タッチ操作+webOSで家族でもひとりでも

 使いこなしが簡単で、家族みんなで使えるテレビであるという点も嬉しいポイントです。

 タッチ操作で直感的な操作ができるので、子供と一緒に時間を過ごす時間が楽しくなります。「これ見たい」と思ったコンテンツをタッチしてすぐに選べますし、webOSに対応したアプリも豊富です。

 Netflix、YouTube、Amazon Primeといった主要な動画サービスが利用できるほか、ゲームアプリなども用意されています。スマホの画面をAirPlay2でワイヤレスで映すこともできます。縦位置動画は大迫力ですし、離れた場所に住む両親の顔を家族みんなで見ながら話すビデオ会議の用途にも適しています。

 簡易的ですがソフトキーボードで検索できるウェブブラウザーも備えているので、わからないことを家族みんなで調べるのもいいかもしれません。

購入時に注意すべき側面

動かす際にはそれなりに注意も必要

 自由に動かせるというメリットがある一方で、設置には少し注意も必要です。キャスターが付いているため、押せばすぐに動いてくれるのは便利ですが、段差があるときは重い本体を持ち上げて、動かす必要があります

 また小さなお子さんがいる家庭では、アームの部分に体重をかけて倒してしまわないように、設置場所と固定の仕方には気をつけたいところですし、HDMIやUSB-Cなどのケーブル類は背面に差す形になるため、長さや取り回しにも注意が必要です。

背面スピーカーの音は広い部屋の中央では聞きにくい

 Smart Monitor Swingはスピーカーを内蔵していますが、背面に向けて配置されているため、壁際ではなく部屋の中央で使用する際には音が少し聞こえにくく感じました。設定を変更することで、セリフをくっきりと聞こえるようにすることも可能ですが、限界はあります。

 映画などを迫力よく楽しみたいという人はBlutoothスピーカーを追加するなど工夫が必要かもしれません。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII倶楽部

注目ニュース

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン