このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

組みたい自作PC構成まるわかり!! 第111回

【今月の自作PCレシピ】コネクターも白で統一! 特徴的な八角柱デザインのPC自作に挑戦してみよう

2025年01月20日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

  • お気に入り
  • 本文印刷

 パソコンならでの高解像度、高画質でゲームをプレイしたり、ゲームプレイなどを録画配信したり、音楽を楽しんだりといったさまざまな用途に、自分の好みでマシンを組み立てられるPC自作。あれこれ考えながら、パーツを選定するのは楽しいが、ある程度の知識が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選びは、YouTubeの動画を参考にして構成するのも良いが、パーツショップの店員に勝るものはない。ゲームやクリエイティブ作業といった用途に、LEDで魅せるPC、静かなPCなど、さまざまなPC構成の相談を受け、その場で提案しているからだ。そこで、秋葉原の主要パーツショップ店員におすすめの自作PCの構成(レシピ)を毎月お届けしていこう。

 ”パーツ選びには自信がない”、”最新のパーツ構成で組みたい”、”いまどんな構成が良いのか検討がつかない”などといった人に、是非参考にしてもらいたい。

コネクターの色までこだわったオールホワイトゲーミングPC

 いよいよ発売日の2月28日が迫ってきている「モンスターハンターワイルズ」。年末年始にはモンハンワイルズを機会に新たにPCを組んだり、BTO PCを購入したりする人で秋葉原のショップも大いに賑わい、即納モデルのゲーミングBTO PCの売り切れが続出していた。

 大いに盛り上がっているモンスターハンターワイルズだが、2回のオープンベータテストが2月7日~10日、2月14日~17日の計8日間の実施が決定。昨年末に発表された製品版に向けた調節内容は反映されていないのは残念だが、既存のPCで動作するか前回試せなかった人だけでなく、モンスターハンターワイルズを目的に新たにPCを自作、購入した人も、そのパフォーマンスを試せるチャンスだ。

末広町駅よりにあるパソコンショップ アーク。自作PCパーツだけでなく、ゲーミングデバイスやMSIノート、BTO PCも充実している

 今月の自作レシピでは、そんなモンスターハンターワイルズだけでなく、最新ゲームタイトルを満喫できるスペックを備えるうえ、見た目もこだわったレシピをパソコンショップ アーク スタッフの磯田さんが提案してくれたので、紹介していこう。

 ゲーマーのスタッフが多く、ゲーミングPCの構成やキーボード、マウスなどのゲーミングデバイスの購入相談がしやすい同店。そんなスタッフが考えたゲーミングBTO PCもあるのも特徴だ。

同店のこだわり満載のBTO PCブランドのarkhive。ゲーミングだけでなく、クリエイター向けのPCもラインアップしている

 ゲーマーでもある磯田さんが提案してくれたのは、PCケースに独特な八角柱デザインで人気を博しているThermaltake「The Tower 300」とともに、白色にこだわった1台だ。

 見た目だけでなく、スペックも魅力で、CPUにはゲームプレイからゲームの録画や実況配信、動画の編集などのクリエイティブな作業などをスムーズに行なえる8コア/16スレッドCPUのRyzen 7 9700Xをチョイス。

 選択が難しいタイミングとなっているビデオカードには、いま価格、パフォーマンス、VRAM容量のバランスが良好なRadeon RX 7800 XTビデオカードを組み合わせている。そんなスペック面に、組み立てやすさも加えたレシピがコレだ。

磯田さんが考えてくれたゲーミングPCレシピのパーツ構成。総額は30万5253円だ

見た目にこだわった、最新ゲームタイトルを満喫できるPC
CPU AMD「Ryzen 7 9700X」
(8コア/16スレッド、最大5.5GHz)
5万8980円
CPUクーラー Corsair「iCUE LINK TITAN 360 RX RGB White」
(簡易水冷、360mmサイズラジエーター)
2万5580円
マザーボード GIGABYTE「B850M AORUS ELITE WIFI6E ICE」
(AMD B850、Micro ATX)
3万6800円
メモリー Crucial「Vengeance RGB DDR5 CMH32GX5M2E6000C36W」
(16GB×2、DDR5-6000)
2万1654円
ストレージ Crucial「T500 2TB CT2000T500SSD8JP」
(2TB M.2 SSD、PCIe4.0)
2万980円
ビデオカード SAPPHIRE「SAPPHIRE PURE AMD Radeon RX 7800 XT GAMING 16GB GDDR6 11330-03-20G VD8650」 8万6799円
PCケース Thermaltake「The Tower 300 Snow」
(ミドルタワー)
2万3480円
電源ユニット SuperFlower「LEADEX VII PLATINUM PRO 1000W WT」
(1000W)
3万980円
総額(税込)   30万5253円

※価格は1月16日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

上からみると八角柱となっているThermaltake「The Tower 300」。フロント3面は強化ガラスパネルでパーツ内部を魅せる構造になっている

今回はSnowモデルをベースに、人気のホワイトコーディネートPCパーツを構成している

 ゲーミングPCで今人気のあるCPUは、ゲームのパフォーマンスを引き上げるRyzen 7 9800X3Dになる。ただ、BTO PCならある程度購入チャンスは残っているが、単体で店頭に並ぶことは、かなり少ない状況が続いている。

 そんな状況のなか、第2の選択肢として選ばれているのがRyzen 7 9700Xになる。ゲーム特化CPUではなくなるが、Ryzen 7 9800X3Dからは3万円前後も価格差がある。浮いた予算でビデオカードのランクをアップさせるといったことも視野に入れられる。

「Escape from Tarkov(タルコフ)」など、コア数が影響するゲームもある。その点からも8コア/16スレッドのRyzen 7 9700Xはおすすめという

Ryzen 7 9700Xは、Ryzen 7 9800X3Dから約3万円安。6コア/12スレッドのRyzen 5 9600Xからは、約1万5000円高となっている

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中