運転席はスポーツカーっぽいマカンTと乗用車っぽいSQ5
マカンTの運転席はかなりスポーティー。シートはかなりサイドシルが立っているほか、センターコンソールの位置が高くてコクピット感を強めています。そしてインフォテインメントディスプレイの位置は下にあり、前方視界は良好。
SQ5の運転席は乗用車っぽさを残したもの。なかでも、インフォテインメントディスプレイが高い位置にあり、メーターパネルと同じ高さに設定されています。この位置だとナビは見やすい反面、座高の低い女性からは「斜め左前の視界が悪い」という声につながったりします。
それでは、メーターパネルを見てみましょう。マカンTは速度計と回転計が指針式、右側にインフォメーションディスプレイを配置するのに対し、SQ5はフルLCD。写真はスポーツモードですが、走行モードに表示は切り替わります。
そしてSQ5はメーターパネル内でナビを全画面表示できます。これはアウディが先鞭を切ったと言われています(ジャガーという説もあり)。「それってイマドキ普通では?」と思われそうですが、拡大縮小ができるのはアウディだけで、実際に使うとめちゃくちゃ便利なのです! 正直、これがあるだけでアウディを選ぶ価値があると断言します。
スマホ対応ですが、どちらもAppleとAndroidに対応。ですがアウディの場合、カープレイのナビを使うと、前出のメーターパネル内ナビでのルート表示ができないため(道路の表示はできます)、あまり魅力を感じないのが正直なところ。アウディ、ポルシェともにセンターコンソールにスマホを置くスペースはなく、アームレスト内に置くことになります。USB端子はどちらもTYPE-Cです。
【まとめ】乗るならSQ5、運転するならマカンT
乗り味は、ブランドイメージ通り。ライトウェイトスポーツのような、クイックなドライバーズカーのマカンTに対し、プレミアムでグランドツアラー的なSQ5という印象。乗り心地でいえば、ポルシェはシッカリカッチリ感がある一方で、アウディに比べるとショックは強め。アウディはフワッとした優しさ。そして高速道路に乗ると、SQ5の方が直進安定性が高いと感じました。
この違いはステアリングフィールにも表れており、しっかり感のあるマカンTに対し、とても軽いパワステフィールのSQ5といったところ。ですが、ワインディングになるとさすがポルシェの楽しさ。もちろんSQ5も楽しいのだけれど、冷静になるときが訪れることが。
見た目はSUV、走ればスポーツカー、乗れば高級車という2台。「同乗するならSQ5ですけど、運転するならマカンT」と唯さん。その意見に同意しつつも、使い勝手や、日頃の乗り心地を考え、筆者はアウディに軍配を挙げたいと思います。ちなみに燃費は、どちらもほぼ同じだったことを最後にお知らせいたします。

この連載の記事
-
第609回
自動車
輸入車No.1の燃費とアルピーヌの走り! ルノー「ルーテシア」が叶える欲張りな選択 -
第608回
自動車
なぜセダンを廃止した? ワゴン一本勝負に出た新型パサートの「潔さと勝算」 -
第607回
自動車
Cクラスに900万円出す価値はあるか? 豪華装備の「C220d Luxury」に見る、SUVにはないセダンの底力 -
第606回
自動車
「家族も荷物も諦めない!」510馬力の最強ワゴン「BMW M3ツーリング」 -
第605回
自動車
「EVでの遠出は不安」が「楽しい」に変わる!? アリアで往復1600km走ってわかった、アプリ連携の絶大な安心感 -
第604回
自動車
「もっと運転が上手くなりたい」あなたへ。FR以上にドライバーを育てるミッドシップGRヤリスという提案 -
第603回
自動車
スマホとクルマの連携! ダイハツコネクトはアプリで走行履歴やクルマの場所がわかる -
第602回
自動車
100万円台でこの満足感。3代目ハリアーがコスパ最強な8つの理由 -
第601回
自動車
e-POWERの高速燃費は本当に悪いのか!? 約1200kmロングドライブでテスト! -
第600回
自動車
もはやMT派も黙る? 「GRカローラ」のGR-DATによる爆速シフトダウンが楽しい! -
第599回
自動車
え、これがハイブリッド!? ポルシェ「911 GTS」が“速さ”の常識をぶち壊しにきた! - この連載の一覧へ




























