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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第442回

ヒョンデのコンパクトEV「KONA」はサイズも走りも日本の道路事情をよくわかっている

2024年07月07日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

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ヒョンデ/KONA(399万3000円~)

 時々韓国ドラマを観るというタレントの新 唯(あらた・ゆい)さん。そのたびに「あのクルマ、なんだろう? 見たことないんだけど」と興味を抱かれているのだとか。次第に「何かの機会で、乗ってみたいです」と思うようになったのだとか。

 今回は映画やドラマに出ているかはわかりませんが、韓国の電気自動車「ヒョンデ/KONA」をご紹介します。

日本の道にピッタリなサイズのSUV「KONA」

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KONAのフロントビュー

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KONAのサイドビュー

 KONAは全長4335×全幅1825×全高1590mmと、B~Cセグメント級のSUV。最小回転半径が5.4mと扱いやすいのも魅力で、日本の道路事情にピッタリの大きさといえそうです。

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KONAのリアテールランプ

 エクステリアはなかなかインパクトがあります。ヒョンデのデザインを統括するルク・ドンカーヴォルケ氏はランボルギーニ時代に「ムルシエラゴ」「ガヤルド」を手がけた経歴の持ち主で、無機質と有機質の融合は、どこかロボコップを彷彿させるものがあります。

 「色によっては、いいかもしれませんね」と唯さん。ちなみに韓国ドラマで、このクルマを観たことありますか? と尋ねると「見たことないかも」だそう。韓国でKONAがデビューしたのは2023年ですからね。

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KONAのフロントボンネットを開けた様子

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充電ケーブルなどを入れるに好適なケースが姿を現す

 駆動方式はFFのみで、バッテリー容量と最高出力の違い、インテリアや機能面の違いによる4グレードを展開します。ベーシックモデルであるCasualは、交流モーターの最高出力99kW(135PS)、最大トルク255Nmで、搭載するバッテリー容量は48.6kWh。1回の充電で最大456km(WLTCモード)走行可能です。Voyageは航続距離が625kmが最大の魅力。最上位のLoungeとLounge Two-Toneは最高出力150kW(204PS)、最大トルク255Nmの交流モーターと64.8kWhのバッテリーの組合せ。航続距離も伸びて541km(WLTCモード)と謳います。

 そのモーターを拝見したかったのですが、残念ながらお姿を見ることはかなわず。ちなみにフロントにも収納があります。

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KONAのプライスリスト

 驚くのは価格で、Casualが399万3000円、Loungeでも489万5000円。これに国からの補助金や減税が約50万円、さらに地方自治体によってはさらに補助金が交付されます。東京都の場合だと45万円の補助が受けられるため、Casualの価格は実質304万円。この金額を聞いた時「え? この大きさで300万円ですか?」と、かなり驚きました。なお、補助金の額は毎年見直しが入り、上記の金額は令和6年度のものです。

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充電ポートに専用アダプターを取り付けた様子

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専用のAC100V出力アダプター

 充電ポートはフロントにあり、プッシュするとロック機構が解除されて横にスライドします。スライドドアのように開閉するリッドは日本専用なのだそうで、その機構に感心する唯さん。さらに驚かされたのは、付属のアダプターをつなげれば、屋外でAC100V使えるようになります。「これはキャンプとかで便利そう!」をニッコリ。

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 荷室は466Lと大容量! リアシートを倒せば1300Lとクラストップを誇ります。さらに高さも十分ありますし、幅もたっぷり。「使い勝手がよさそうですね」と唯さん。床面は二重底で、下側にはボディーカバーを納めるに十分なスペースが用意されていました。

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