Rabbit & Bearが開発し、505 Gamesが2024年4月23日に発売する新作RPG『百英雄伝』。
本作には100人以上の個性的な仲間たちが登場し、さまざまな種族からなる多様な価値観や想いに重点を置いた、ドラマティックな物語が紡がれる。
対応プラットフォームはPlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam/Epic Games Store)。価格はPS/Switch/Xbox版が5830円、Steam版が5680円、Epic Games Store版が5880円となる。
今回は505 Gamesよりソフトの提供を受けたPC(Steam)版のプレイレビューをお届けしよう。ストーリーのネタバレには気を付けているので、安心して読んでほしい。
【目次】
・有名RPGを作った製作陣が贈る精神的続編
・ドット絵と3Dが融合した立体感のあるグラフィック
・オートバトルが快適!ボスは歯ごたえたっぷり
・《戦争》は一手先を読んだ采配を
・こんなJRPGを待っていた!古き良き物語重視の作りは好印象◎
なお、今回筆者が使ったPCのスペックは以下の通り。基本的には処理落ちやロード時間に悩むことなく、快適にプレイできた。
OS:Windows 11(64bit)
プロセッサ:AMD Ryzen 7 6800H(3.20GHz)
メモリー:16GB
グラフィック:GeForce RTX 3070 Ti
※本記事はアップデート前の環境でプレイしているため、製品版発売時の状況と乖離している可能性があります。ご了承ください。
有名RPGを作った製作陣が贈る精神的続編
まず本作自体が、クラウドファンディングのKickstarterキャンペーンで、多くの「幻想水滸伝」ファンの支援を受けて立ち上がったインディーゲームであるという前提は押さえておきたい。
本作の開発チームには「故」村山吉隆氏をはじめ、「幻想水滸伝」シリーズを手掛けたクリエイターが多く参画。1990年代のJRPGを再現しながら、最新のテクノロジーと高クオリティのアートデザインを取り入れて制作されている。
そのため、かつて「幻想水滸伝」が好きだったなら迷わず遊んでほしい。もうあふれる郷愁が止まらなくなるレベルで、本作は「幻想水滸伝」の遺伝子を色濃く受け継いでいるからだ。
いっぽうで、「幻想水滸伝」シリーズ自体もう新作が出てなくて久しいため、作品を知らない人も多いと思う。そんな人たちはこの先のレビューを見て、買うかどうか判断してほしい。それでは具体的なゲーム内容のレビューに入っていこう。
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