XR業界の「キャリア」的な立ち位置狙う
本体価格が50万円もするApple Vision Proが日本に上陸したとしても、すぐに爆発的にヒットするとは考えにくい。当然、アップルもそんなことは百も承知であり、今後数年かけて、スタンダードな「Apple Vision」、さらに廉価版の「Apple Vision SE」や、軽さにこだわった「Apple Vision Air」なんてモデルを矢継ぎ早に出すことで、空間コンピューターの市場を一気に奪っていくつもりだろう。
ただ、コンテンツやアプリ開発の視点でいえば、Apple Visionシリーズが普及することは、他のデバイスにとって間違いなく「追い風」になる。
丸山社長は「ゲームなどの開発環境はメタやアップル、コノキュー、どのデバイスであってもすべてUnity上で実行されている」と語る。
NTTコノキュー自体は、デバイス専門のメーカーではなく、XRデバイスとサービスをセットにして売る会社だ。NTTコノキューデバイスはメーカーなのでアップルとは競合となるが、NTTコノキューはXR業界ではスマホのキャリア的な立ち位置だ。
いまのところは何も決まっていないようだが、日本でNTTドコモがiPhoneを扱ったように、コノキューがApple Vision Proを扱いつつ、これまで培ったXRアプリやサービスをApple Vision Pro向けに供給するという可能性も考えられそうだ。

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