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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第412回

HondaのSUV「ZR-V」はちょうどいいサイズで使い勝手のいい車内が魅力

2024年02月11日 15時00分更新

文● 矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

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ZR-V

 クルマ好き女子の矢田部明子です。今回はHondaのSUV「ZR-V」を3日間お借りしたので、レビューします。現在も納期が半年以上という人気のZR-Vの実力は果たしてどうなのか? 良かった点&気になったところを忖度なくお伝えします。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Honda「ZR-V」ってどんなクルマ?

 同じHondaのSUVである「ヴェゼル」と「CR-V」の真ん中くらいの、ちょうどいいあんばいのサイズです。パワートレインはハイブリッドの「e:HEV」と1.5LのVTECターボエンジンの2種類がラインナップされ、どちらも街乗り&遠出に最適です。悪路でも安心感のある実用性があるのでシーンを選ばず、使い勝手のよい車内空間が魅力となっています。

Honda「ZR-V e:HEV Z 4WD」の主なスペック
サイズ 全長4570×全幅1840×全高1620mm
ホイールベース 2655mm
車重 1630kg
エンジン 2.0L 水冷直列4気筒
最高出力 184PS(135kW)/ 6000rpm
最大トルク 3150N・m(32.1kgf・m) /2000rpm
価格 421万9600万円

 それでは、細かくチェックしていきましょ~!

ZR-Vの魅力 その1
個性的なフロントを含めたデザイン

ZR-V

 名付けて、銀河帝国デザイン(個人的な見解です)。正面から見ると、ダースベーダーみたいな顔をしているとは思いませんか? 迫力のあるデザインですが、派手ではなくスタイリッシュとな面持ちとなっているのが◎。グリルの縦のラインがメッキになると、もっと派手な感じになっていたかも?

ZR-V

 横からの眺めは、良い意味でフロントほどインパクトはなく、スッキリまとまっています。横に必要以上にラインが入っていないので、シンプルかつ都会的な雰囲気です。

ZR-V

 タイヤ周りの出っ張りは、乱流を抑えるためにボディーの形状をあえて変えているのだとか。

ZR-V

 リアライトは、ストームトルーパーの目のようです。

ZR-V

 個人的に気になったのは、エンブレムの内側の枠が青くなっていることです。ボディー色のせいなのか、ここだけやけに目立つと感じました。

ZR-V

 ハニカムデザインが採用されていたり、オレンジ色のステッチがあしらってあるなど、高級感&遊び心のある車内となっています。

ZR-V

 天井に付いているライトは丸型になっていて、ラウンジ感があります。

ZR-V

 運転席から助手席まで水平に操作ボタンが付いているため、どこに何があるのかが分かりやすく、使いやすいです。

ZR-Vの魅力 その2
ゆったりとした居住性

ZR-V

 前席シートの調整は電動になっていて、運転席を1番うしろにスライドすると、足元のゆとりはかなりあります。座面を1番下にした状態だとヘッドクリアランスは拳5個分、1番上にすると拳3個分くらいあります。

ZR-V

 運転席側ドアハンドルの横には、シートポジションが登録できるボタンがあります。わざわざ調整しなくても、ボタンを押せば自動で自分のシートポジションになるのはGOOD!

ZR-V

 運転席側のシートを1番後ろまでスライドした状態で、膝からシートまでの距離は拳2.3個分くらいです。

ZR-V

 前席シートを1番前にスライドした状態で、膝からシートまでの距離は拳6個分くらいあり、かなり広々と座ることができます。一方で、後席真ん中に座った場合、膝からセンターコンソールまでの距離は拳2個分くらいです。この席に座る人は、小柄な人がいいかも。

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