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菊タローのズンドコキャンピングカーライフ 第6回

2万5000km乗って実感したキャンピングカーのメリット・デメリットを教えます!

2024年02月09日 16時00分更新

文● 菊タロー 編集●ASCII

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キャンピングカー

 早いものでアタクシ菊タローちゃんがキャンピングカーの「Happy1」に乗り始めて、8ヵ月が経過しました。年をまたぎ、購入時は2万2000kmくらいだった走行距離も、4万7000kmになりました。気がつけば2万5000kmも乗っていました。

 寒さが一層きつくなっておりますが、やはりエンジンを動かさずに使える「FFヒーター」のおかげで凍えることもなく、Tシャツにパンツという部屋と同じ格好で爆睡できる快適車中泊ライフを堪能しております。

 年が明けて長めの休みを堪能したあとに、東京~岡山~尼崎~東京と、2泊3日の車中泊マットプロレスツアーに出たり、羽田空港発の鹿児島イベントの時におなじみ羽田泊をしていました。同行することが多い、くいしんぼう仮面も慣れたもの。下段で寝てる菊タローちゃんを起こさず、そっとトイレに行くことも増えてきました。ま、帰って来た時に扉をバン! って閉めるから起きるんですけどね! ワハハハ!

 たまに聞かれるのが、「FFヒーターは燃料をどのくらい消費するの?」ってコト。詳しく計ってはいないのですが、1晩使っても1リットルくらい? 旅に出る時は4リットルくらい入れてます。

 私のHappy1は旧型のため、タンクがポリタンク。半透明なので、どのくらい残っているかが分かりやすいです。しかし、通路部分にグッズの在庫が入っている折りたたみコンテナが置かれているので、「どれどれ?」と気軽に確認できないのです。でも付けたり消したりなので、そこまで使ってないんだろうなあと。今度寝る時と起きた時、燃料タンクの残量をチェックしてみますね。

 Happy1の車内照明には2種類ありまして、メインとは別の照明が上の写真です。オシャレ! てかムーディー! これは昼に撮りましたが寝る前なんかはこの状態で過ごしております。スッと寝落ち……する前にバッテリーの消耗を抑えるためになんとかスイッチを切ります。

自分のライフスタイルに合うキャンピングカーだけど
メリット・デメリットがあります

 思いついたら行動に出る。フラッと旅に出られる。ちゃんとしたキャンピングカーを所有してみて、自分のライフスタイルにすごく合っていると思いました。

 ここで改めてキャンピングカー、私の場合JP STAR Happy1を所有してみたメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

 前に書いたことがほとんどかもしれないけど、春のキャンピングカー購入シーズンに向けて検討してる皆様も多いと思いますので、Happy1いいなと思ってる人のためにもなると思いますから、検討の材料にしていただけるとうれしいです。

 まずはメリットから。

【メリット その1】ホテルが必要なし!

 これが一番大きいでしょう。コロナ過が終わり、インバウンドも戻りつつある現在。3000円ちょっとでホテルに泊まれたのも遠い過去となりつつあります。値段は跳ね上がり、1泊7500円くらいは当たり前(むしろ安いほう)、直前だと1万円では足りなくなることも。 しかし! キャンピングカーなら「あ、ここ行きたい」と思った瞬間、スケジュールさえ合えば荷物を積み込んで出発できます。

 停める場所にもよりますが、うまくいけばタダ! お風呂はスーパー銭湯や温泉で有料にはなりますが、それは旅の楽しみなのでヨシ! 私とくいしんぼう仮面も「今日はどこのスパ銭行くかな?」と、楽しみにしていることのひとつです。

【メリット その2】夏もそこそこ、ほかの季節は快適な宿泊

 夏を除けば快適な温度で宿泊できます。サブバッテリーで動作するエアコンが付いておりますので、夏も1人旅、もしくは下で2人で寝るなら快適です。菊タロー&くいしんぼう仮面のような友人同士の2人旅みたいな場合、どうしても上下段に分かれて寝ると、上段は朝日が昇ってくると「あ、暑い……」と、目覚める事になります。なのでバッテリー内蔵の扇風機を完備して、エアコンで冷えた下段の空気を車内全体に回すようにしたりと工夫しています。

 なお、下段の私はエアコン直下なので、「さ、寒い……!」と言いながら、寝られます(笑)。

【メリット その3】サブバッテリーが充実! 旅の快適性もグンと上がった

 私のHappy1の場合、もともと200Ahのサブバッテリーが付いていたのですが、購入時にそこは重要だからと奮発して、400Ahに変更してもらいました。これで夏にエアコンを1晩使っても、バッテリーの心配がなくなりました。また、気休め程度とJP STARさんは言ってましたが、150Wのソーラーパネルも付いていますから、晴天なら20%くらいは日中にチャージされるのではないでしょうか?

 さらに、移動中の走行充電でツアー中に「バッテリーがヤバい!」だとか「寝てる間にエアコンが切れた!」なんて事もありませんでした。ただし、私の場合は同じところに停めっぱなしで2日間泊まるみたいなことがなかっただけで、クーラーをガンガン使う夏に移動しないで連泊すると「バッテリーが~!」というズンドコ展開になることは必至!

 エアコンを使用する際、まずベンチレーターを回して車内の空気を入れ替えつつ、天井から部屋の熱を逃がしてからエアコンに切り替える作戦がバッテリーにも優しいですかね。連泊の際は外部電源の使えるRVパークやオートキャンプ場だと、その心配はなくなりますね!

【メリット その4】車中泊時のエンタメもバッチリ

 テレビを装備している私のHappy1。車中泊時は地上波テレビを観ることもできます。私の場合、地上波を観ることはほぼないので、チューナーはオフにして、Fire TV Stickを装備。車内ルーターをオンにすればAmazonプライムTVやNetflix、U-NEXTと言ったサブスクのエンタメやYouTubeを楽しめます。

 ゲーミングノートPCを持ち込んで、友人とネット対戦を楽しむことも。ポータブル電源のDelta Proも装備しているので、サブバッテリーはエアコンと照明、テレビに、Delta Proは冷蔵庫とノートPCにと使いわけることもできます。3日くらいの旅ならDelta Proで冷蔵庫をずっとブン回せますから、生モノをお土産に買って帰れます。消費電力は上がるけど、冷凍品も扱えますよ!

【メリット その5】車内でのグルメも楽しめる

 現地で買った物を、車内に設置したテーブルで食べられるのはいい! 電子レンジを導入しているのでスーパーやコンビニで買ってきたものを暖めたり、レンチンのお米を作ったり、冷凍食品をチンすることもできます。なんなら、IH機器を使って調理も可能です。

 これは軽バンの車中泊でもやろうと思えばできますし、やってる人もたくさんいます。工夫すれば皆さんの愛車でもできますよ!

 さて、お次はデメリットを。前に乗っていたのが軽自動車のN-VAN。1人旅の車中泊でもよく使われる車種ですね。私も「車中泊できるし!」という理由で買いました。そこからの乗り換えという事情も入っています。

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