Core Engageが開発し、Daedalic EntertainmentよりPC(Steam)にて早期アクセス版が配信中のサバイバル・シティ・ビルダー『New Cycle(ニューサイクル)』。
本作は、太陽フレアによって人類の文明が崩壊した「ポスト黙示録の世界」で、生き残った人々を導くリーダーとなって生存拠点を作っていく街づくりシミュレーションゲーム。2024年1月26日までは10%オフの3510円(通常価格3900円)で購入できる。
今回は早期アクセス版のコード提供を受けたので、そのプレイレビューをお届けしよう。
なお、筆者のPCスペックは以下の通りで、それほど高スペックというわけではないが快適にプレイできたことも添えておく。ほぼマウスだけでプレイ可能で、パッド操作には非対応だった。
【今回のプレイ環境】
OS:Windows 11(64bit)
プロセッサ:Core i7-8700(3.20GHz)
メモリー:16GB
グラフィック:GeForce GTX 1060 6GB
画面解像度:3840×2160ドット
※必須/推奨スペックについてはSteamページを参照
・『New Cycle』Steamページ(日本語対応あり)
https://store.steampowered.com/app/2198510/New_Cycle/
・『New Cycle』ローンチトレーラー
https://www.youtube.com/watch?v=Yiu-NS1rJAc
※日本語字幕に対応
気付けば数時間経過している資源管理ゲーム
本作の基本的な流れは、以下の通り。この1~3をひとつの「サイクル」に見立てて、プレイヤーが導くコミュニティを大きくしていくのが主な目的となる。
1.施設を建てて木材や石材などの資源を採取
2.住人の環境を良くする(士気が上がる)
3.住人が一定数まで増えると作れるものが増える
何も無かった草原に建物を作り、少しずつコミュニティとして成長していくにつれて、段々と愛着がわいてくる。参考までに10年間のBefore→Afterをお見せしよう。
かなり建物が増えているのがわかると思う。これらすべてに役割があり、一つとして無駄な建物はない。「採取」「加工」「発電」「住居」「収納」さまざまな施設が機能して、プレイヤーの意志のもと発展を遂げていく。
派手さこそ無いが、黙々と資源を管理して成長を眺めていくのは、箱庭系ゲームが好きな人ほどハマるだろう。筆者はドハマりして夢中でプレイし、気付けば朝の5時になっていた。
音楽も弦楽器を弾くように緩やかなもので、プレイの邪魔をせず没頭できるような、集中力が増す「いつまでも聞いていられる」楽曲になっていて良かったと思う。ゲームを遊んでいないときにも、頭の中で脳内再生しているほどいい曲だ。
ストーリーやイベントも一部紹介
前述の通り、本作は太陽フレアによって人類の文明が崩壊した、ポスト黙示録の世界。原始時代から積み上げていく文明発達SLGではなく、かつてあった知識を再開発し、文明を少しずつ取り戻していくストーリーが展開する。
と言っても冒険活劇のようなドラマティックな展開はない。あるのはシビアな、時には冷酷さも必要な「選択」だけだ。
「黒船来航」を思わせるイベントが発生することも。こちらは、現在のコミュニティではどうあがいても対抗できない戦艦がやってきて、高圧的に物資の支援を求めてきたイベントだ。
さらに、空の向こうに不穏な光の帯が見えるイベントも発生。ここからコミュニティの運命は大きく動き出すことになる。
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