AV1や最新レンダリング技術の利点について解説!ASRock ファンミーティング第2部レポ
最新のレンダリング技術について解説
太田氏は、次にレンダリング技術について言及。3D描画は従来のRasterizationと、Ray Tracingとあるが、Ray Tracingは処理が重くリアルタイムの表示に向かなかったという。そこで、同社はその2つの方式の良いとこ取りをしたHybrid Renderingを行なえるようにしている。
明るい窓の光りや電光掲示板の光りといった一部はRay Tracingでレンダリングし、それ以外はRasterizationで表現するといったハイブリッドな処理を行なうことで、映像美と軽さを実現していると解説した。
加えて、太田氏はMediumに公開したOpenVINOツールキットを利用した画像生成AIのデモについても触れ、Intel Arcが画像生成AIでも活躍することをアピールした。
さらに、太田氏はこれまでのIntel Arcのロードマップを見せながら、今後も製品を発売していくので、一度使ってみて欲しいと語った。
インテルはdGPUのアップデートを継続的に行ない、CPUを作るメーカーとして、それがiGPUにも活かされていくと語る太田氏。もうすぐ投入予定と噂されるMeteor Lake(メテオレイク)にも、その技術は活かされるので期待して欲しいと締めくくった。
原口氏が太田氏に、ではIntel Arcの各モデルが、どういったユーザー向けなのかと尋ねたところ、A310はAV1のエンコードには対応するため、動画の編集などに使う、またはそういった編集を専門に行なうサブマシンに。A580は画像生成AIなども視野に入れている人に、A700番台のモデルは、それらの作業以外にPCゲームも遊ぶなど、幅広い活用法を考えていながらコスパ重視でビデオカードを探している人にオススメと答えた。
会場には最新のZ790マザーボードや、Intel Arc製品が展示されていた。