D1グランプリ2023 TOYO TIRES密着レポート!第6回

D1グランプリ最終戦お台場はTOYO TIRESがチャンピオンで2023年を締めくくる

文●栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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【追走トーナメント決勝】藤野選手が優勝!
ドライバーズランキングトップとは3ポイント差で最終戦へ

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藤野選手 vs #51 岩井照宜選手(RS Watanabe SPEED MASTER)の1本目

 藤野選手のベスト16戦。相手は3ローターのFC3Sを駆る#51 岩井照宜選手。藤野選手先行の1本目、安全マージンを取りながら綺麗な走りをする藤野選手に対して、後追いの岩井選手は1コーナーの出口を、ちょっとまっすぐになってしまうミス。距離も離されてしまい後追いポイントを稼ぐことが出来ず、藤野選手96点に対して、岩井選手は90点の走りに後追いポイント2。

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岩井選手先行、藤野選手後追いの2本目

 藤野選手後追いの2本目。藤野選手は無理をしない寄せで安牌の走り。岩井選手96点の走りに対して、藤野選手は91点に後追いポイント10で勝利。

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藤野選手先行、#79 目桑宏次郎選手(TMS Racing Team G-meister)後追いの1本目

 完全に太陽が落ちた頃に行なわれた藤野選手ベスト8戦。対戦相手は#79 目桑宏次郎選手です。藤野選手先行の1本目、目桑選手は4セクターで少し離されてしまいます。藤野選手97点の走りに対して、目桑選手は94点の走りに後追いポイント10。

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藤野選手後追いの2本目。目桑選手は駆動系が壊れ、そのままコースアウトしてしまう

 藤野選手後追いの2本目。藤野選手は一気に寄せます。その刹那、目桑選手のドライブシャフトが折れて勝負決定。藤野選手がベスト4へと進みます。

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スタンド前を駆け抜ける藤野選手

 ベスト4の対戦相手は#52北岡裕輔選手(TEAM MORI)。ですが、対戦前のウォームアップ走行中にデファレンシャルギヤが破損。北岡選手はスタートラインに着くもスタートすることはできず、藤野選手が勝ち上がります。

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中村選手先行の決勝戦1本目

 決勝は中村選手との直接対決。中村選手先行の1本目、中村選手はゾーン1を外すミス。中村選手97点の走りにゾーン減点2の95点。藤野選手は95点の走りに後追いポイント11.5。よって11.5のアドバンテージをもって2本目に挑みます。

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決勝戦の2本目。逃げる藤野選手に中村選手は追いつかない

 藤野選手先行の2本目。逃げる藤野選手に必死の寄せを見せる中村選手。ですがゾーン2付近で中村選手は藤野選手に接触。ですが藤野選手は走り切ります。いっぽう中村選手は姿勢を乱して少しまっすぐ気味に。この際に4セクターでややインカット走行をしてしまいます。結果、藤野選手97ポイントの走りに対して、中村選手は95ポイントに後追いポイント9.5、さらにインカット減点2が入って102.5で逆転を阻止。藤野選手が今シーズン2勝目を挙げました。

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優勝メダルとトロフィーを手にする藤野選手

 第9戦の終了時点でのドライバーズランキングのポイントは、中村選手124、 藤野選手121、松山選手109、蕎麦切選手109、田中選手108。藤野選手と中村選手が、3位以下に対してわずかに引き離して最終戦を迎えることになりました。

【最終戦・単走】藤野選手が単走優勝!
中村・蕎麦切が雨に泣く

 決戦の日曜日は、朝から雨が降るコンディション。ですが天気予報によるとセッション中の11時頃に雨は止むとか。D1グランプリでは降雨時、走行点に雨量に応じて一定の係数(ウェット係数)が設けられます。これにより、雨量による有利不利を少なくしています。

 ですがドライと違うのは追走進出への方法。セッション全体が同じ係数ならドライ時と同じ全体の得点上位16名が選出されるのですが、セッション中に4つにわけたグループの各上位4名が進出するというシステムが採られます。結果、組み合わせが重要なカギとなります。

 川畑選手はAグループ前半からの出走。このグループからは10名が参加し、その上位4名に入らなければなりません。さらに中村選手と蕎麦切選手、松山選手と3名のドライバーズチャンピオン候補者がいるほか、何名かの単走巧者がいるという「死のグループ」。川畑選手は自身のためはもちろん、藤野選手をアシストする上でも通過したいところです。

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川畑選手の単走1本目

 いったん雨が上がった川畑選手の1本目、97km/hからコーナーのアウト側にあるゾーン1に向かってアウトギリギリの理想ラインを通る綺麗な走り。これで96.8。

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川畑選手の単走2本目。またしても後輪がコースをはみ出してしまう

 少し雨が降り始めた2本目。同じラインで狙ったのですが、ゾーン1をコースアウト。減点2が入って94.0に終わります。

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ランキングボード。グループAの上位4名の中に、蕎麦切選手、中村選手の名前はない

 蕎麦切選手、中村選手は緊張からか、路面とクルマが合わなかったのか、グループのトップ4に入ることができず。雨が止んで路面が乾き始めたグループC開始前にウェット係数が変更され、その時点で追走進出は途絶えました。その結果、事実上のドライバーズチャンピオン争いから脱落。

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藤野選手の単走1本目

 藤野選手はDグループの後半で出走。この頃になると、路面もドライ方向へ。藤野選手の1本目、緊張ゆえか、ややコンパクトにまとまった走りで96.8。グループ6位とピンチに陥ります。

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藤野選手の単走2本目

 運命の2本目。一転しダイナミックな走りへと変化。これが功を奏して98.5でグループトップ。さらに全体のトップに立ちます。その後、ほかの選手がこの点数を超えることができなかったため、藤野選手の単走優勝が決定。さらに年間の単走チャンピオンに輝きました。ドライバーズランキングでも、4ポイントが入り中村選手を逆転。単独トップに躍り出ます。

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