仕事で使えるビジネス版LINEである「LINE WORKS」(ワークスモバイルジャパン)の連載では、アカウント作成の基本からビジネスシーンでの活用術、便利なTipsなどを紹介していく予定。第123回は、ビジネスチャットにおけるスタンプの活用について紹介する。
スタンプを使ったコミュニケーションは便利だけどTPOは考えるべき
ビジネスチャットでのコミュニケーション、楽しく取れているだろうか? LINE WORKSにはスタンプ機能があり、手軽に「ありがとうございます」「了解です」といったメッセージを送信することができる。仲の良い同僚とのやりとりには使っている人も多いのではないだろうか。しかし、上司や部下、取引先には気が引けて、スタンプはさすがに送りにくい…と感じている人も多いのではないだろうか。
以前、LINE WORKSが実施したアンケートによると、社内チャットにおける新入社員から上司へのスタンプ利用 55.2%の上司が利用OK、18.7%が利用NGだった。半数以上の人が、上司宛にスタンプを送ってもよいと考えているというわけだ(関連記事:LINE WORKSならビジネスシーンで使えるスタンプで会話もサクサク)。
スタンプによるコミュニケーションのメリットはいくつかある。まず、コミカルな絵柄がビジネス現場の雰囲気を柔らかくしてくれる。最近の若者は、丁寧な文章の長文を見ると、「怖い」「怒られている?」と感じることもあるそう。なので上司から部下へは積極的にスタンプを使ってみることをお勧めする。
部下から上司へ送るのももちろんOKだろう。「お疲れ様です!」「承知しました」「ありがとうございます」などは普段使いして問題ない。ただし、ミスをしてしまった際の謝罪などシリアスなやり取りの場合、スタンプを使うのは避けたほうがよいかもしれない。前述のアンケートでもミスを指摘した際に「すみませんでした」というスタンプを送ってくるのは、48.7%の上司がNGを出していた。
もう一つのメリットが時短だ。移動中のちょっとした隙間時間でも、LINE WORKSをチェックすることで仕事の進捗やトラブルの有無を確認できるのは便利だ。しかし、返信を求められている際に、落ち着いて文章を入力できないこともある。
そんな時、スタンプひとつの返信でOKであれば、一瞬で済んでしまう。落ち着いたら返事を書こうと後回しにして、忘れてしまった経験は誰にでもあるだろう。スタンプで即レスを心がければ、自分も楽だし、相手の待ち時間も短縮できる。お互いのストレスが軽減され、コミュニケーションのスピードアップにもなるのだ。
今年も始まったスタンプ総選挙、アイデア募集中
LINE WORKSは毎年、2人のイラストレーターによるオリジナルスタンプを1年間の期間限定で公開している。この限定スタンプはユーザー参加の総選挙によって決定されるのだ。まずは、ユーザーからアイデアを募集して、イラストレーターがスタンプを制作する。制作された候補の中から、好きなものにユーザーが投票し、投票数が多かったものがLINE WORKSでつかえるスタンプとして採用されるという流れだ。
すでにアイデアの募集はスタートしており、11月28日までLINE WORKSのウェブページから参加できる。上司から送られると嬉しい、部下から送られると嬉しいスタンプや取引先との関係向上に使えそうなスタンプのアイデアを応募してみよう。
例えば、部下に指示を出したときに「了解しました」よりは、「おまかせください!」のように元気なスタンプが欲しい、というのもありだろう。上司から褒められるときに、「ありがとう」よりは、「感謝の花束贈呈」の方が嬉しいかもしれない。
なお、来年度のスタンプを制作してくれるイラストレーターは、LINEスタンプ『大丈夫なきもちになる』シリーズが人気のかじぱんさんと、企業や自治体との多種多様なコラボを手掛けているパントビスコさん。応募されたアイデアを元に候補のスタンプを制作してくれる。投票開始のタイミングで候補のスタンプがずらりと並ぶはずだ。その日を楽しみに待とう。
■2024 スタンプ総選挙
アイデア応募期間:2023年10月12日(木)~11月28日(火)
URL:https://line.worksmobile.com/jp/landing/biz-stamp-contest/
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