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創立60周年を迎えるランボルギーニのV12モデルを振り返る

文●栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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【Diablo】90年代のランボルギーニを支えた1台

 1987年にクライスラー参加に入ったランボルギーニは、90年にカウンタックの後継である「ディアブロ」を発表。当初デザイナーのマルチェロ・ガンディーニは、カウンタック同様に直線的なフォルムを提示するも、クライスラーのデザイナーにより角が丸められるなどの手が加えられた。ボディーサイズは大型化するとともに、エンジンも大排気量化。さらに4WDシステム搭載モデルがラインアップに加わるなど、米国市場を意識したモデルとなった。そしてMTのみを設定している車種は、このディアブロが最後となった。

 93年、クライスラーはランボルギーニを売却。その後メガテック、Vパワー、アウディと資本が変わり、厳しい経営状態が続くことになる。その間、ランボルギーニのラインアップはディアブロのみ。“悪魔”はひとりで約10年に渡るランボルギーニの暗黒時代を支えたのだった。

【Murciélago】4WD+ミッドシップ+セミATの時代へ

 アウディ傘下に入ったランボルギーニは、2001年にムルシエラゴを発表。エンジンは当初6.2リットル、後に6.5リットルにまで排気量がアップ。またボディーは100mm伸長したものの、重量はディアブロとほぼ同じ1.65トンに抑えられている。

 ディアブロとの最大の違いは4WDモデルのみのラインアップとし、後にセミATを用意したこと。10年近く生産され、ラインオフした数は4099台に上ると言われている。

【Aventador】最後の純ガソリンエンジン車

 2010年に生産完了したムルシエラゴの後継として2011年に誕生。それまでの鋼管スペースフレーム構造から、カーボンファイバー製セミモノコック構造へとチェンジしたほか、MTは廃止され、セミATのみのラインアップとなった。

 V12エンジンは、ムルシエラゴまで最初のモデルである350GTに搭載されたものをベースに改良を重ねてきたが、アヴェンタドールは完全に新設計。ランボルギーニとしては5番目の社内エンジン、V12デザインとして2番目となった排気量6.5リットルのユニットは700馬力を発生する。

 2021年7月にはアヴェンタドールの最後飾るモデルとして、LP780-4 ウルティメを発表。600台の限定生産をもって、V型12気筒エンジンの純ガソリン車の歴史に幕を閉じた。

 こうして紡がれたランボルギーニの系譜は、最新モデルのRevueltoにも受け継がれている。

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