NTTドコモと競合他社のカード事業戦略
このお得意様効果を上手く発揮しているのがNTTドコモだ。
NTTドコモにも、年会費が永年無料の「dカード」と、年会費1万1000円の「dカード GOLD」が存在する。驚くべきは、dカードの契約者数が1648万件であり、そのうち951万件が年会費1万1000円のdカード GOLDということだ。
ちなみに楽天カードは発行枚数が2022年12月現在で2800万枚、au Payカードは830万枚となっているが、いずれもゴールドカードの会員数は開示されていない。dカードとしては、ゴールド会員数は胸を張って自慢したい数字なのかも知れない。
一方、楽天は、経済圏によるポイント効果により、楽天カードが国内ナンバーワンのポジションを占めている。
KDDIは、2014年に「au WALLET」として、プラスティックのプリペイドカードを普及させてきた流れを汲んでいる。
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