FA（工場の自動化）業界初のマッチングプラットフォーム「FAcraft（β版）」

　株式会社FAcraftは2023年4月11日、FA（工場の自動化）業界初のマッチングプラットフォーム「FAcraft（β版）」の提供を開始。自動化を実現するためのキーパーソンであるFA業界の職人に対して、同業者間の協力関係構築、新規販路拡大の機会をプラットフォームを通して提供。FA業界出身者によるプロフィール作成やホームページ制作などもサポートする。

「FAcraft」は、FA業界の技術事業者が「発注者」や「同業者」と直接つながることが可能なプラットフォーム。発注者、受注者を問わず職人データベースを無料で利用でき、気になる事業者に直接メッセージを送れる。また、有料で業界出身者による「プロフィール作成サポート」や「協力会社募集の作成、掲載」が利用可能。

「FAcraft」は５つの特徴をもつ。1つ目の特徴は「FA業界出身者が開発・運営」をしていることだ。FAcraft代表の沖盛和希氏は、大手自動車部品メーカーの電気系FAエンジニアとして、生産現場の最前線で多様な設備（加工、組付、樹脂成形、洗浄、物流、鋳造）に従事した経験をもつ。経験をもとに、現場レベルで必要とされる需要に応じるサービスの開発を図るという。

　2つ目の特徴は、忙しくて時間がない、伝えることが苦手などの職人事業者に対してプロフィール作成をサポートすることだ。Zoomにより1時間から1時間30分のヒアリングを2、3回にわたり実施。業界出身の専属アドバイザーが納得のいくプロフィールの作成を行う。

　3つ目の特徴は、「数値データで強みを可視化」する。文章だけでは伝わりにくい内容もグラフや数値を使用して視覚的にアピールすることができる。内容は事業者ごとにカスタムで対応可能。ヒアリングした情報をもとに「FAcraft」運営チームが数値を交えたグラフィック情報を作成する。

　4つ目の特徴として、「FA業界特化の検索項目」を備える。全国各地で100名以上の職人にヒアリングしてきた情報をもとに検索項目を作成。絞り込みは事業者ごとの技術のほか、「仕事の受け方」や「対応エリア」などから可能で、情報は日々更新している。

「協力会社の募集」があるのが5つ目の特徴だ。受注できる仕事の幅を広げ、困ったときに声をかけられる事業者とつながる機会について募集を通して提供しているという。

　職人データベースでは、個人事業主、法人ともに登録可能。ロボット制御とティーチング、システム開発、機械設計、電気ハード設計、電気ソフト設計、保守/保全などの技術の保有者が登録される。

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