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運動不足解消やダイエットにも! 中年から始めるサバゲーのススメ 第2回

サバゲーに復帰したけれどウン十年前の経験なんてほとんど役に立たなかった

2023年03月31日 16時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●ASCII

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サバゲーはオジサンでも始められます!

 筆者は今年の5月某日にウン十年ぶりに「サバイバルゲーム(サバゲー)」に復帰しました。その経緯などについては「前回の記事」でご説明させていただいたので、今回は復帰したサバゲーマーが感じた驚きなどについてお伝えしたいと思います。

埼玉のフィールド「Hill's(ヒルズ)」でサバゲー復帰を飾りました

「Hill's(ヒルズ)」は森林フィールドですが、砦の中の戦いもなかなか熱いです

昔と現在のエアガンを比較する
今は電動ガンが主流に

 筆者がウン十年前に購入したエアガンは、マルゼン「KG9」、ファルコントーイ「MP5SD3」、タカトク「SS-9000」、MGC「ベレッタ M93R」の4丁。KG9、MP5SD3、SS-9000の3丁がカート式のエアコッキングガンで、ベレッタ M93Rのみがカートレスのガスガンでした。

 KG9、MP5SD3はノーマルのまま使い、SS-9000のみストックを切り、ポンプアクションキットを組み込んでメインウェポンとして使っていました。ベレッタ M93Rは買ったはいいものの、あまりサバゲーで使った記憶がありません。当時の私にはマガジンが高価なため、サバゲーでは弾数が少なくて使えなかったのだと思います。

これは私の中高時代の友人のSS-9000。私の銃は一人暮らしを始めたあとに親に捨てられてしまいましたが、友人はいまでも大事に持っているとのこと。うらやましい!

木製ストック、サイレンサー、スコープが取り付けられていて保存状態もよさそうです

 いまもエアコッキングガン、ガスガンは販売されており、それらで大活躍されている方も多いですが、フィールドでの使用比率や、専門店での売り場面積から判断するとサバゲーでの主流は電動ガンでしょう。筆者も今回サバゲーに復帰するにあたり東京マルイの電動ガンを買いましたが、その性能にはビックリしました。

復帰にあたり、最初に買った電動ガンが東京マルイの「MP5 R.A.S.」。元々MP5が好きで、かつドットサイトが付いているということから本製品を選びました。このときは、マガジンの交換が面倒だなと思って、ドラムマガジンを追加購入しています

次に買ったのが「URG-I 11.5inch ソップモッド ブロック3」。3150gとズシリと重いのですが、まるで実銃のような剛性感、撃った時の反動がたまりません

 パワー自体は規制のない昔のカスタムエアガンのほうがえげつなかったですが、現在販売されているエアガンは発射パワーこそ0.98ジュールの上限が設けられているものの、「ホップアップシステム」により驚くほど遠くまで綺麗な弾道で飛んでいきます。そして銃の性能によって差はありますが、キレや発射サイクルは私が昔使っていたエアガンとは比べものになりません。

 安全なパワーで、長距離での交戦を楽しめるエアガンが存在する現在は、サバゲーマーにとってよい時代だなーと心底思います。

昔と現在のサバゲーを比較する
今はスポーツ要素が強まった

 私自身はウン十年前に2~3年しかサバゲーをしていなかったので、それほど多くのゲームを体験したわけではありません。しかし、サバゲーに復帰するにあたり、YouTubeで動画を見て、そして実際にフィールドでプレイしてみて、現在のサバゲーには本当にたくさんのルールが考案され、また立ち回り方もよりスポーツ色が強くなったなと驚きました。

これがサバゲー復帰初回の筆者。緑のマーカーが初心者の印。どのルールのゲームでも1回は復活できるという特典がありました。このときはまだサバゲーを続けるかわからなかったので、最低限の装備で参加しています。※「Hill's(ヒルズ)」のTwitter投稿から許諾を得て転載

これは「つくばサバゲーランド」の「CQB(近接戦闘)エリア」。うまい人の射線を意識した立ち回りは見ていてほれぼれとしてしまいます

 先に旗を奪うことを競う「フラッグ戦」、相手チームを全滅させる「殲滅戦」、ヒットされたらカウンターを押して回数の少なさを競う「カウンター戦」、両チームにスパイを紛れ込ませる「スパイ戦」など、どのフィールドに行ってもさまざまなルールで終日楽しませてくれます。あっという間に1日が終わってしまいますね。

 そして、前述のとおりエアガンの精度、キレ、発射サイクルなどの性能が上がり、またプレイヤーのテクニックも向上しているので、昔のようにのんびりと立ち回っていたら、バリケートからちょっと出た瞬間にキルされてしまいます。ウン十年前のサバゲーの経験のアドバンテージなんてまったく感じませんね。

 何度かサバゲーに参加して、少しずつ私のテクニックも上達していると感じていますが、まだまだ立ち回りは工夫する必要がありますし、体重を落として素早く動けるようにならないといけません。でもだからこそ、やりがいがあります。ダイエットのモチベーションも上がりました。

 いまのところ月1~2回のペースでサバゲーに参加していますが、まったく飽きていないどころか、軍拡が留まるところを知りません。今後のネタも仕込んでいるので、ぜひ末永く本連載にお付き合いいただければ幸いです。ではまた!

筆者紹介――ジャイアン鈴木
 EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始した。

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