メタバース空間で不動産をマッチング、「さかさま不動産」バーチャル支局

　株式会社ワッピンギルドは2023年2月28日、運営するメタバース空間「電脳空間ワッピンギルド」上において、不動産マッチングサービス「さかさま不動産」のバーチャル支局を2月19日に開始したと発表した。

「電脳空間ワッピンギルド」は、パソコンやスマートフォンから、アカウント不要でURLひとつで入ることができるメタバースサービス。レトロゲームのような直感的なインターフェイスを特徴としている。

「さかさま不動産」は、「借りられる物件」が掲載されている従来の不動産業界の中、逆転の発想で「借りたい⼈」を思いとともに掲載。借り手の思いや夢に共感する不動産オーナーとのマッチングを実現する、サービス名の通り「さかさま」の不動産の仕組みを展開するサービス。ワッピンギルドとさかさま不動産は、メタバースという仮想（バーチャル）世界と不動産領域において、新たな可能性を探るため、バーチャル支局を共同開発したという。

　2月19日にはバーチャル支局の性能評価試験も兼ねて同局でイベントを開催。さかさま不動産に掲載する（借りたい人）層は20～40代が中心で、「二拠点生活に興味がある」、「移住したい」、「空き家で夢を叶えたい」などクリエイター気質の人が多い傾向があるという。イベントでは参加者がそうした思いをアバターやチャット、カメラ、映像などを通して発信。ウェブブラウザでのメタバースの中、映像音声ともに遅延なく維持できたという。今後もイベント会場や相談所、バーチャルオフィスとして活用予定だとしている。

（さかさま不動産バーチャル支局でのイベントの様子）

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