Ryzen 9 7950X3DがCore i9-13900Kよりも30%近くと
平均フレームレートで大きく引き離した!
F1 22
「F1 22」では画質“超低”、異方性フィルタリングは16x、アンチエイリアスは“TAA+FidelityFX”に設定。ゲーム内ベンチマーク(条件は“モナコ”+“ウエット”)再生中のフレームレートを計測した。
このゲームではRyzen 9 7950X3DがCore i9-13900Kよりも30%近く平均フレームレートが伸びている点だが、さらにRyzen 9 7950X3DのFrequency設定は7950Xどころか、Ryzen 7 5800X3Dの結果も下回っている点だ。何が悪影響を及ぼしているのかまでは追求できていないが、ゲームをCCD1側で動かすメリットはない、と言えるだろう。
ここではRyzen 9 7950X3D (Auto)はRyzen 7 5800X3Dよりも低いCPU Package Powerで動作していることを示している。Frequency設定時の消費電力がRyzen 9 7950Xより高い理由は、CCD1側で動作させるにあたり何か余分な労力が使われていることを示唆している。
Ryzen 9 7950X3DとCore i9-13900Kとの差は5%と低め
Forza Horizon 5
「Forza Horizon 5」では画質“最低”、MSAAはx2に設定。ゲーム内ベンチマーク再生中のフレームレートを計測した。
このゲームではAutoとFrequency設定時で差が非常に小さい。即ち3D V-Cacheのメリットがなかなか活きないということになる。Core i9-13900KとRyzen 9 7950X3Dの差はわずか5%にとどまっている。
フレームレートでは伸びが今ひとつだったが、CPU Package Powerでは圧倒的にRyzen 9 7950X3DとRyzen 7 5800X3Dの2つが優秀である。その一方でRyzen 9 7950X3D (Freq)と7950Xの消費電力が高く、高クロック動作のCCD1はゲームでは燃費が悪いといえる。
3D V-Cacheのメリットがほぼない
Need for Speed Unbound
「Need for Speed Unbound」では画質“低”に設定。一定のコースを走行した際のフレームレートを計測した。
このゲームではAutoとFrequency設定時で差が非常に小さい。即ち3D V-Cacheのメリットがないに等しいプログラムである、といえる。そのためCore i9-13900KとRyzen 9 7950X3Dの差はわずか5%にとどまっている。
3D V-Cacheによってパフォーマンスは伸びなくても、3D V-CacheのあるCCD0側で処理させることは電力的なメリットが大きい。また、Frequency設定時の消費電力はほとんど上がっておらず、Call of Duty: Modern Warfare IIと似た感じになっているが、Auto設定と同等であるという点でCall of Duty: Modern Warfare IIよりはまだ納得できる結果となっている。
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