クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、私の愛車であるトヨタ「ランドクルーザー 76」についてレポートします。実は、以前「ランクル76の良かった点&悪かった点」を記事にしました(ランクル女子が愛車「ランドクルーザー76」に6年間乗ってわかった良いトコ悪いトコ)。その際は、走行性能&外観デザインがメインだったので、今回は使い勝手をメインに紹介します。
愛車だからこそ見える評価(辛口?)をたくさん書きましたので、購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください!
ランドクルーザー 76はこんな車
ランドクルーザー70シリーズは、悪路走行に適したヘビーデューティー仕様として1984年に販売を開始しました。その後、30年にわたって世界各国で愛されてきましたが、日本国内では2004年に販売を終了。ですが、復活を望むファンの強い要望に応えるべく、2014年夏に1年間限定で4ドアバンの76&ダブルキャブピックアップの79が国内で販売されることになったのです。
当時、私はランドクルーザー60系に乗っていたのですが、欠品部品も多く、修理が難しかったので手放すことを決意し、4ドアバンの76を購入しました。ラダーフレーム構造による高い堅牢性と耐久性、V6 4Lのガソリンエンジンとパートタイム4WDを組み合わせることで、悪路走行に強いタフな車となっています。
| トヨタ「ランドクルーザー 76」 主なスペック |
|
|---|---|
| サイズ | 全長4810×全幅1870×全高1920mm |
| ホイールベース | 2730mm |
| 車重 | 2120kg |
| エンジン | 1GR-FE V型6気筒DOHC |
| 最高出力 | 231PS(170kW)/5200rpm |
| 最大トルク | 360N・m(36.7kgf・m)/3800rpm |
| 価格 | 478万4000円(購入時価格) |
車両価格、めっちゃキツかったです……。残価設定ローンにして色々頑張って、家賃・食費とか極限まで削って生活した地獄の5年間でした(笑)。こんなことしてまで乗る意味あるのか? と、何度も自問自答しました。本当に、お金を払ったことだけは褒めてあげたい。あの頃の自分、よく頑張った!
それでは、いつものように細かくチェックしていきましょう!
ランクル76の良いところ その1
ランクルならではの機能
ランクルならではの機能&機構があるので、紹介します。
1ナンバー車は巻き込み防止も兼ねて、サイドステップの装着が義務化されています。車高が高いので、乗り込みの際の必須アイテムとなっています。
次に車内を見ていきましよう! 華燭はなく、かなりシンプルな造りとなっています。プロボックスのような商用車の内装をイメージすると分かりやすいかと思います。
ランクル76の良いところ その2
収納力と変わった装備
唯一の残念ポイント。センターコンソール部分のドリンクホルダーは、1つしかありません。私の場合、助手席の人には飲み物を手で持ってもらうようにしています。そして、紙パックは入りませんでした。紙パックドリンク大好きな矢田部としては、少し残念……
ランクル76の良いところ その3
独特の走行性能&乗り心地
「運転が大変そうだね」と言われることが多いのですが、アイポイントが高くて見晴らしが良い&車体が四角で車両感覚がつかみやすいので、慣れてしまえば思ったよりも簡単です! ただ、“小回りが効かない”という気になる部分はあります。軽自動車だと普通にUターンできる道でも、ランドクルーザー76の場合は2~3回切り返さなくてはいけなかったりします。
そのほかには、足周りが板バネ(リーフスプリング)というということもあり、乗り心地が独特です。突き上げ感があるのではなく、縦にピョンピョン&フワフワと揺れます。
そして、1番ネックなのは、燃費がすこぶる悪いこと……。街乗りでリッター4kmくらい、高速で6~7kmくらいで、毎日乗る&仕事の移動でも乗る私は、ガソリン代(しかも、ハイオク)で月に4万円くらい飛んでしまいます。となると、食費を削るしかないのですが、オススメは業務用スーパー。冷凍野菜とかも安く売っているし、長期保存出来るのでオススメ。
ということで、今回はトヨタ「ランドクルーザー76」の長期レビューの使い勝手編でした! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧ください。

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