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iPadをもっと使いこなす!”驚”活用テク 第10回

大きな画面のiPadで動画制作にチャレンジ③

【活用提案】タッチ操作で簡単! 「iMovie」の「マジックムービー」なら直感的に動画作品が作れる

2022年12月05日 14時00分更新

文● 岩渕 茂 編集●ASCII

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完成した動画の解像度を設定して書き出す

 ここまで説明してきた調整を行ったら、動画は完成だ。動画の内容を再度チェックし、問題がなければ動画を書き出してみよう。

 書き出す際は、解像度などを設定してから行う。解像度を高くするほど映像は美しくなるが、ファイルサイズが大きくなるのでシーンに応じて使い分けよう。例えば、「YouTube」にアップするなら高めにしたほうがいいし、誰かにメッセージアプリで送るような場合は、解像度を少し下げたほうがいいだろう。

 解像度が「720p」以上の場合は、「HDR」オプションを利用できる。これをオンにすると、明るさの幅が広くなり、明るい場所も暗い場所もくっきりと表現できる。特にこだわりがなければ、オンにして書き出すのがおすすめだ。

右上の「共有」アイコンを開き、「オプション」をタップ。「ビデオ」にチェックを付け、解像度を選択する。HDRを有効にする場合は、「HDR」をオンにして「戻る」をタップする。

元の画面に戻るので、「ビデオを保存」をタップ。これで、作った動画が「写真」アプリに書き出される。

「マジックムービー」以外のモードも充実

 「マジックムービー」で動画制作のコツみたいなものがつかめたら、「ストーリーボード」や「ムービー」も試してみるといいだろう。

 まず、「ストーリーボード」では、DIY、料理、製品レビュー、科学実験など、20種類のテンプレートが用意されており、表示されるガイドに従ってクリップを配置すれば、テーマに沿った動画を作成できるというモード。あるジャンルの動画を作ってみたいけど、作り方がわからない人におすすめだ。

「ストーリーボード」では、テーマごとに入れるクリップのガイドが表示される。このガイドに沿ってクリップを配置していけば、動画を作成できる。

 もう一つの「ムービー」は、ほかの動画編集アプリと同様に、自分で構成を考え、シーンを編集していくモードとなる。動画編集に必要とされる機能はだいたい使えるので、一般的な動画制作で困ることはないだろう。

「ムービー」は、クリップを自分で並べて編集していくモード。動画編集のコツをつかめてきたら使ってみよう。

 「iMovie」は、初心者向けの動画編集アプリとして最適だ。まずは、ここからスタートするのがおすすめだ。ただし、利用できるトランジション(場面切り替え時の効果)が少ないとか、レイヤー機能が物足りないなど、有料の動画編集アプリと比べると見劣りするのも事実。使い込んでいって、もし不足を感じるようになったら、本格的な動画編集アプリにステップアップしていくといいだろう。

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