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iPadをもっと使いこなす!”驚”活用テク 第10回

大きな画面のiPadで動画制作にチャレンジ③

【活用提案】タッチ操作で簡単! 「iMovie」の「マジックムービー」なら直感的に動画作品が作れる

2022年12月05日 14時00分更新

文● 岩渕 茂 編集●ASCII

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「マジックムービー」で作った動画を細かく調整する

 「マジックムービー」で作った動画の完成度をより高めたいときは、編集画面でシーンを細かく調整していく必要がある。シーンの長さや速度、アフレコなど、調整の自由度は高いのでいろいろと試してみよう。

編集画面を表示するには、クリップの横にある鉛筆形のアイコンをタップし、「クリップを編集」を選択する。

編集画面が表示される。この画面は、上から「プレビュー」「タイムライン」「メニュー」という順番で構成されている。

 編集画面での基本的な操作は、まず、タイムラインで調整したいクリップを選び、次に、編集機能をメニューから選択して調整する、という流れだ。では、利用できる編集機能を紹介していこう。

●「カット編集」をする

 「カット編集」とは、動画素材の不要な部分を削除して、必要な部分だけをつなぐ作業のこと。この編集の主な操作は「カット」と「トリミング」に分けられる。

 「カット」の目的は、指定した位置でクリップを分割することだ。主に、不要な部分をカットし、削除するときに使う。クリップの一部分にタイトルを付けたり、速度を変化させたりしたい場合に使うこともある。「カット」するには、該当のクリップを選んでから「編集」をタップ。表示されたアイコンから、分割または前後の削除を選択すればいい。

クリップの分割位置にラインを合わせて「編集」をタップすると、クリップの下にアイコンが表示される。アイコンの意味は、左から「分割して左のクリップを削除」「分割」「分割して右のクリップを削除」となっている。

この画面は、「分割」を選択した例。タイムラインの選択した箇所で、クリップが2つに分割された。

 「トリミング」は、クリップの冒頭と最後を調整して、必要な部分を残す作業のこと。クリップの前後は不要なシーンが多いので、「トリミング」をしてから「カット」すると、より効率的だ。

クリップを選択すると、左右に黄色のハンドルが表示される。これをドラッグして、クリップの開始位置と終了位置に合わせる。

●「タイトル」を入れる

 「タイトル」では、クリップにテロップなどのテキストを挿入することができる。この作業で注意したいのは、「見やすく作る」という点。タイトル色と背景色が似ていると、タイトルが非常に見えにくくなる。見やすさを第一に考えて、好みのスタイルを選択するようにしよう。なお、「iMovie」が自動で挿入したタイトルも、ここで修正が可能だ。

挿入するクリップを選択し、メニューで「タイトル」をタップ。テキストの表示スタイルを選択し、「×」をタップする。なお、タイトルを消したいときは「フルスクリーン」を選択する。

タイトルが挿入された。プレビュー上のテキストをタップすると、表示するテキストを変更できる。

●「音量」を調整する

 「音量」では、クリップに収録されている音声やBGMのボリュームを調整することができる。クリップの音声を聞かせたいならBGMの音量を絞ったほうがいいし、BGMを中心にするならクリップの音声を絞るか、オフにしてしまったほうがいい。なお、クリップの音量はクリップ単位で設定できるが、BGMの音量は動画全体の設定になるので注意しよう。

「音量」をタップ。上のスライドバーでクリップの音量、下のスライドバーでBGMの音量を調整できる。

●「ミュージック」でBGMを変更する

 動画中に流れる音楽は、「ミュージック」で変更できる。実際に動画を確認してBGMを変えたいと思ったときは、ここから変更しよう。

メニューで「ミュージック」をタップすると、動画で再生する音楽を設定できる。

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