モバイル版オリジナルの「タクティカルフォーカス」など新たな要素にも注目
『シージ』の“唯一無二”をよりカジュアルに堪能『レインボーシックス モバイル』の魅力とは?
ユービーアイソフトが手掛ける『レインボーシックス モバイル(以下、モバイル)』は、家庭用ゲーム機・PC向けにリリースされたタクティカルシューター『レインボーシックス シージ(以下、シージ)』を、モバイル向けにイチからデザインした作品だ。
日本国内では、10月7日(金)から先行プレイが開始され、当選者は正式リリースに向けて複数のゲームモードが試しにプレイできた。今回の先行プレイにおける対応機種は4GB以上のRAMを搭載したAndroid端末だが、正式リリース時にはiOSにも対応する予定だ。
本稿では、『モバイル』へ続く文脈を持つ『シージ』がどのような作品であり、どのような魅力を持っているのか、そして『モバイル』へ印象を持ったのかをお伝えする。なお筆者はPixel 6(RAM8GB)を使用してプレイし、本稿のスクリーンショットも同機で撮影したものとなっている。
そもそも『シージ』とは
1998年に誕生した『レインボーシックス』シリーズは、「レインボー」と呼ばれる特殊工作部隊としてテロリズムと戦うシューターシリーズだ。とりわけ2015年に発売された『レインボーシックス シージ』は、オンラインを介したプレイヤー同士の対戦を主軸に置き、来年には発売から8年目を迎える長寿タイトルとして人気を博している。
『シージ』のプレイヤーは、5人1組のチームとして、攻守に分かれてリスポーンなしで戦う。最終的なラウンドスコアで勝敗がわかたれる、いわゆる“5対5の爆弾ゲーム”だ(なお、エリア確保など、その他のゲームモードも存在する)。攻撃側が爆弾(ディフューザー:本作では爆弾をディフューザーで解除するという設定のため、正しくは爆弾を解除する装置)を設置し、起爆するか、ラウンドの制限時間までに防衛側が守り抜くこと、また、どちらかのチームの殲滅によってそのラウンドの決着がつく。
実際に撃ち合いが発生するアクションフェーズの前には、「準備フェーズ」が設けられ、その間に防衛側は壁や床を補強するなどし、防衛地点を強固なものにする。一方の攻撃側は、索敵ドローンで敵の防衛地点や防衛方法を探り、攻め方を考えるのだ。
また、破壊可能な壁や床など、マップの構造を活用しつつ、キャラクターの通り道や射線を作り出し、組み合わせることでさまざまな戦術を生み出していくことが『シージ』の特徴であり、楽しいポイントだ。
プレイヤーが操作するのは、「オペレーター」と呼ばれるキャラクターだ。『シージ』には現在65名の多種多様な固有ガジェットを持つオペレーターが登場していて、補強された壁を開けることができるものや、ドアや窓にトラップを仕掛けられるようなものまで存在する。これらの中から自分の好きな戦術を実践できるオペレーターを選択するのも、『シージ』の楽しさの1つだ。なお、『モバイル』には計16名のオペレーターが登場している。
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